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短編集3 暗いのが怖い理由2 ページ27

〜前回の続き〜

『だって…私は…小さい頃いじめにあってたから…体育館倉庫に閉じ込められていたんだ。いつもなら兄者か見回りの人が見つけてくれたけどその日は違っててだれも来てくれなくて…何時間も閉じ込められてたせいで酸素も薄くなってきて、闇に落ちるかのように目をつむったら病院で寝たきりになっていたんだ…それからだれも来てくれないんだ…死ぬんだ…っていう言葉が暗闇に行くと耳に焼き付くようになって今ではもうこんなしゃがみこんで立ち上がれない状態になってしまう。』

猿門「…お前なんでそれを今まで言わなかった?」

『兄者に看守になるならくらい過去は引きずらずにいるんだって、でも、やっぱり忘れられなくて…』

猿門「((シスコンの癖にそこだけは厳しいのかよ…))取り敢えず、お前はもう夜の見回りなんてするんじゃねぇ。いいな?」

『わかった』

猿門は私の頭を撫でてくれた。




ハジメ「おい真犬…すまん出直して…「『勘違いすんな(しないでください!)』」…(--;)どう見たってただならぬ関係みたいに見えるぞ」

突然現れたハジメ先輩の声に驚き、私と猿門は少し距離を置いた。

『とっ、とにかく!戻りましょう!ハジメ先輩!猿門さん!あっ、ありがとうございましたっ!で、でわ!もう一生合わないと思いますがまたーアハハハハハハ;;』

私はハジメ先輩を無理くり押して13舎に戻ったのだった。

ハジメ「おま…『今のは忘れてください!!いいですね!??』おっ、おう…」

はぁ、恥ずかしいところを見られてしまった…



それからというもの、何事もなく1週間を終えたのだが、猿門とはあの夜のことで近づきづらく、少々距離を置くようになった。だが、ちょっとしたことでまたケンカしては楽しい日々がやって来るのだった。


END

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3K猫 - すいません質問なんですが「真犬」って読み方ってなんですか教えてください<(_ _)> (2016年10月20日 22時) (レス) id: ec1ab75832 (このIDを非表示/違反報告)
ごちい(プロフ) - ぽにぽに@ヒトモシさん» 申し訳ないです!小説の説明に載せました! (2015年3月29日 16時) (レス) id: f53b56117e (このIDを非表示/違反報告)
ぽにぽに@ヒトモシ(プロフ) - すいません!フォレストで検索してもでてこないので、よければフォレストでの小説URLを教えてくれませんか? (2015年3月24日 20時) (レス) id: dc7aceaf1c (このIDを非表示/違反報告)
ごちい(プロフ) - 星羅さん» 返事遅れてすみません ウノですね!頑張ってみます!これからもよろしくお願いしますね! (2014年10月23日 23時) (レス) id: d2d8371613 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 - とっても面白いです!出来ればなんですが、囚人番号2番を猿門のライバルにして欲しいです!更新頑張って下さい! (2014年8月30日 19時) (レス) id: 810aef757d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごちい | 作成日時:2014年7月9日 20時

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