君の隣に 4【東リベ×呪術廻戦】 (ページ37)

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ハンデページ37

「え！！！？三人にタイムリープの事、話しちゃったの！？」

「ゴメン…つい…」

タケミっちの驚きように、戸惑いながらも苦笑いで答えるヒナ。

「“つい”って…」

タケミっちにとってタイムリープのことは隠したかったことなんだろう。

けれど、その事に関して私にも言いたいことがある。

「タケミっち、この際だから後でタイムリープについて詳しく教えてもらうわよ？タケミっちだって私が呪術師ってこと知ってるんでしょ？だからあの時、呪力と呪術のことも知ってた。違う？」

「……は、はい………」

「ったく、そう言うことなら早く教えなさいよ！」

バンッとタケミっちの背中を叩く。

「すっ、すんません！！……ってか！Aさん、頭打って入院決まってましたよね！？安静にしてなくて大丈夫なんっスか！？」

「あぁ、そこはホラ、反転術式で治してもらったから」

「へ……？は、はんてん……？？」

反応からして、どうやら反転術式は知らないらしい。

タケミっちも呪術に関する全てを未来で聞いたわけじゃないんだ………

そんなやり取りをしている間に弟とドラケンは、少し離れたところで中断していた喧嘩を再開しようと話を進めていた。

「どうするよ？マイキー。天竺は半分ぐらいはまだ動けそうだぞ！」

「200対2って事だな」

「あぁ」

「ハンデいる？」

冷静に尋ねたマイキーに天竺側がざわつく。

「ハンデだと！？」

「ふざけんな！この野郎！！」

「バカにしてんのか！！？」

「テメェらこそバカにしてんじゃねぇのか？オレを誰だと思ってんの？200人？2万人連れてこい！！！」

「あーあ……」

マイキー煽りすぎ。
私は呆れてため息が出る。

クルッとマイキーが後ろを振り向く。

そこには今まで決戦に参加していた東卍が揃っている。

「どうした？オマエら楽しめよ！！祭り(ケンカ)だぜ！？」

「オラァ！声だせ東卍！！」

マイキーに感化されたドラケンが声を張り上げる。

それまで不利だった東卍の士気が上がった。

タケミっちとヒナもいい感じみたいだし。

ひとまず、私はタケミっちが動きやすいようにヒナを守ることに撤しようかな？

そんな事を考えながらチラリと回りを見る。

当たり前だけど何人か呪霊を連れてる。

稀咲に関しては、蛇のような姿をした3級相当の呪霊をまだ祓えていない。

イザナも昼間は他のことで頭が一杯で気付かなかったけど、よく見れば準2級連れてるし……

機会を見ながら祓うしかないようね。