検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:35,850 hit

2017年─12月24日 百鬼夜行当日 ページ10

いよいよ、決行の日が来た。

そんな朝に傑は「弟の居場所が分かった」と連絡を寄越した。


何となく、当日ギリギリに告げられるような気はしていた。


百鬼夜行前に、私を弟の元へ行かせないために。
もしくは、私に弟探しを諦めさせるために。


最初から傑はそのつもりだったんだろう。


「詳しくは百鬼夜行の最終打ち合わせ後に話す。兎に角来てくれ」と言われて、傑たちのアジトへ向かえば全員揃っていたようで、直ぐに会議が始まった。


殆んどが初めましての人物だったけれど、この前傑が私に会いに来たときに、一緒にいた女子高生2人もいた。

この子達も参加するのか………と見れば、菜々子と呼ばれていた子に睨まれる。


………、うん。

私、この子に嫌われてるみたい。


軽く自己紹介をしてメンバーの顔と名前を覚える。


ハート型のニップルステッカーを付けた上裸のラルゥ。

傑が作った団体の金銭管理も行っている傑のサポート役の真奈美さん。

左頬に大きな傷跡がある利久さん。

そして、私を嫌っているらしい菜々子。
スマホを使用する術式を使用するらしい。

菜々子と双子の姉妹の美々子。
彼女はぬいぐるみと縄を使う術式持ちのようだ。

最後に海外から来たミゲル。
母国の術師が何十年もかけて編んだ縄を使用して戦うらしい。

見るからに彼がこの中では傑の次に実力のある人物のようだ。


にしても、呪詛師の仲間はこんなに少なかったのか………


そう思っていると、傑が私を見る。


「早速だがA、百鬼夜行開始後の彼らの未来を覗いてくれるかい?」





*****





「………最後にミゲルさんは、五条悟と戦うみたいですね。最初の方は割りと良い勝負が出きるようです」


「凄いですね。彼女にはまだ誰が誰と戦うか話していないのに、我々の役割を言ってみせるなんて…夏油様が仰っていた通り、本当に未来が見えるんですね」

真奈美さんが感心したような声をあげる。


………コイツら信じてなかったのか。


まぁ、私は暫く呪術界から隠れるように過ごしてきたから、無理もないのかもだけど。


「ふぅ〜ん、まぁ実力は有るようねぇ」

ラルゥが私の回りをくるりと回って舐め回すように見た。


「でもぉ、戦闘での実力はまだ分からないですよね〜?」

「菜々子…夏油様のお知り合いなら、きっと大丈夫よ」

「マ、猫ノ手モ借リタイグライダカラ、イイデショ」

「俺も、役に立つなら何でも良い」



こうして私は一応、仲間として受け入れられた。

追及→←無意識のSOS



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 呪術廻戦 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月見 | 作成日時:2022年11月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。