2003年─記録 ページ10
記録─2003年
中二の梅雨入り目前。
マイキーが東京卍會という不良グループを作った。
一度、仲間を紹介してもらったら当たり前だけどメンバーは殆ど顔馴染みだった。
「でさ、マイキーたち黒龍と揉めてて喧嘩するんだって。黒龍は真にぃが作ったチームなのに何でそんなことになったのか………ホント、男の子って何考えてんだろね！」
久しぶりに会った幼なじみの千咒に近況を伝える。
「チームか。…でも、憧れるな。ジブンも強くなりたいから」
「え？そう？…………まぁ、私も強くなりたいとは思うけど」
漸く呪力のコントロールが出来るようになってきた私だけれど、相変わらず正道にしごかれている毎日を送っていた。
「じゃあさ、いつかジブンが強くなってチーム作るってなったらA、入ってくれるか？」
「え？………うーん、どうだろね」
真にぃは元不良だし、マイキーや圭介は現不良なので、家も真にぃの店も不良の出入りが頻繁にあるし、マイキーが目立つことをすると私も知らない不良から絡まれたりするる。
大抵は攻撃を交わす、若しくは攻撃をいなして相手の体制が崩れたところで、鳩尾か首の後ろを狙って戦闘不能にしてきた。
そうやって不良に囲まれている毎日だから、今さら不良になりたくないとか、そう言うのはない。
けど、呪術師をやりながら活動できるだろうか？
そもそも任務だってあるのに、チームに入ったら周りから呪術師であることを隠せるだろうか？
「ごめん。私はそう言うのムリだ。………あ、いや！別にやりたくないとかじゃないんだけど！！たぶん集会とかに全然行けないだろうから」
どこかシュンとした千咒に慌てて付け足すと「いや、いいんだ…」と彼女が笑顔を繕ってくる。
「その代わり、何かあったら言ってよ。私が力になれることなら協力するから」
私は彼女とそんな約束をした。
その年の夏─────
羽宮一虎と場地圭介により、真にぃは帰らぬ人となった。
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月見(プロフ) - ミルねこさん» ありがとうございます！こんな内容にしたら面白そうだな〜と思って書き始めたお話を気に入って貰えて嬉しいです(*^^*)最近は更新サボってしまっていたので、ここから少しずつまた再開していきますね！ (2022年8月23日 22時) (
レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 好きだー！！この小説が好きだと叫びたい！（もう叫んでる）このコラボ私得でしかない…！作者様ありがとうございます。続き待ってます！ (2022年8月23日 14時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - ツッコミ担当紫音さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて嬉しいです(*^^*)少しずつ更新していくので、よろしくお願いします！ (2022年4月9日 6時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ツッコミ担当紫音 - 初コメ失礼します。とっても面白いです！！続きが気になります！頑張って下さい！ (2022年4月9日 0時) (レス) @page19 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - とちこさん» 前作に続き今作も読んでいただき、ありがとうございます！また楽しんでもらえるよう頑張りますね(*^^*)これからもよろしくお願いします😌💓 (2022年4月8日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2022年4月2日 10時
