2005年─7月下旬 電話 ページ30
「Aっ!……マイキーとドラケンがぁ!………っ、タケミっちがっ!」
夕方、食堂でエマからの電話に出ると妹が泣きながら訴え掛けて来た。
「エマ、落ち着いて。ちゃんと説明して?あとタケミっちって誰?」
エマが落ち着くのを待って話を聞くと、どうやらマイキーとドラケンが喧嘩したらしい。
何だ、そんなことか。
私はホッと息を吐く。
「喧嘩って言ってもあの二人のことだし、意地の張り合いみたいなもんでしょ?すぐ仲直りするって。大丈夫だよ」
「それが……どんどん大きい話しになってて。マイキー派ドラケン派とか言って東卍が二つに割れちゃった……」
「は?」
何それ?
グループが割れるくらいの大喧嘩になったってこと!?
「パーちんが捕まったの。それでみんな争いだして」
「捕まった!?パーちんが!!?」
アイツら一体何したの!?
驚きで声を上げると、傍にいた悟の不機嫌な声が後ろから聞こえてくる。
「お前、うるせー。さっきから誰と話してんだよ?」
「あーもう!煩いのは悟!アンタは黙ってて!!」
先ほどエマが言ったように、思っていたよりも大事になっている展開に流石の私も驚く。
東卍が二つに割れるなんて、これは大きな喧嘩に発展してもおかしくない。
そう考えた私はドラケンとマイキーを仲直りさせるため、明日エマと一緒に説得に行く約束をした。
なんでもエマは明日“タケミっち”というマイキーのお友だちとやらのお見舞いに行くらしい。
二人の説得はその後でもいいか、と考えてタケミっちとやらが気になり始めた私はお見舞いにも着いて行くことにした。
タケミっちの彼女も一緒らしいけれど、少し前の東卍の集会でエマと友だちになったみたいだから、まぁ問題ないでしょ。
それにしても“タケミっち”なんて、私が高専に来る前は聞いたことがなかった名前だ。
マイキーにそんな友だち、いつ出来たんだろ?
色々疑問が沸いてくる中、私はある人物に電話をかけた。
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月見(プロフ) - ミルねこさん» ありがとうございます!こんな内容にしたら面白そうだな〜と思って書き始めたお話を気に入って貰えて嬉しいです(*^^*)最近は更新サボってしまっていたので、ここから少しずつまた再開していきますね! (2022年8月23日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 好きだー!!この小説が好きだと叫びたい!(もう叫んでる)このコラボ私得でしかない…!作者様ありがとうございます。続き待ってます! (2022年8月23日 14時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - ツッコミ担当紫音さん» コメントありがとうございます!!面白いと言ってもらえて嬉しいです(*^^*)少しずつ更新していくので、よろしくお願いします! (2022年4月9日 6時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ツッコミ担当紫音 - 初コメ失礼します。とっても面白いです!!続きが気になります!頑張って下さい! (2022年4月9日 0時) (レス) @page19 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - とちこさん» 前作に続き今作も読んでいただき、ありがとうございます!また楽しんでもらえるよう頑張りますね(*^^*)これからもよろしくお願いします😌💓 (2022年4月8日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見 | 作成日時:2022年4月2日 10時