クラスメイト ページ13
初日の授業が終わった。
入学早々、五条悟の第一印象は最悪だった。
それでも良かったこともある。
クラスメイト第二号こと黒髪男子の夏油傑。
話してみるとなんと紳士なことか!
そしてそして、クラスメイト第三号の家入硝子。
私にとっては喜ばしいことに最後のクラスメイトは女子だった。
「硝子〜!」
4人で寮に向かいながら歩いている途中で隣の彼女の名前を呼ぶ。
「ん?どうした?」
「ううん、呼んでみただけ〜。いやぁ、クラスに女子がもう一人居てくれたことが本当に嬉しくて!!」
「女子〜?オマエのどこが女子なんだよ?」
ケッと悟が眉を歪ませてそんな事を言う。
「アンタ!出会って一日目のクラスメイトに対して失礼すぎだろ!」
バチバチと傑を挟んで私と悟の間に火花が散る。
「二人は仲がいいんだね」
傑がにこにこと私たちを見てそんな事を言う。
「どこが!?」
「よくねぇよ!」
反射的に反論すると悟と声が重なった。
「ほら、息ピッタリ」
面白がるような声に一瞬「うっ…」と怯む。
「悟みたいなヤツと一緒にしないでよ!」
「ハッ、こっちがお断りだね。つーかオマエ馴れ馴れしく下の名前で呼ぶんじゃねーよ」
「そんなの私の勝手でしょ!」
私は今まで関わってきた人は下の名前か渾名で呼んできたのだ。
そんな私のポリシーは今さら中々変えられるものじゃない。
「まぁまぁ、その辺にしといてさ。今日は食堂で私たちの歓迎会やってくれるらしいよ」
「歓迎会!」
悟のせいでイライラしていた私だったけれど、硝子の言葉で一気にテンションが上がった。
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月見(プロフ) - ミルねこさん» ありがとうございます!こんな内容にしたら面白そうだな〜と思って書き始めたお話を気に入って貰えて嬉しいです(*^^*)最近は更新サボってしまっていたので、ここから少しずつまた再開していきますね! (2022年8月23日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - 好きだー!!この小説が好きだと叫びたい!(もう叫んでる)このコラボ私得でしかない…!作者様ありがとうございます。続き待ってます! (2022年8月23日 14時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - ツッコミ担当紫音さん» コメントありがとうございます!!面白いと言ってもらえて嬉しいです(*^^*)少しずつ更新していくので、よろしくお願いします! (2022年4月9日 6時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
ツッコミ担当紫音 - 初コメ失礼します。とっても面白いです!!続きが気になります!頑張って下さい! (2022年4月9日 0時) (レス) @page19 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - とちこさん» 前作に続き今作も読んでいただき、ありがとうございます!また楽しんでもらえるよう頑張りますね(*^^*)これからもよろしくお願いします😌💓 (2022年4月8日 22時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見 | 作成日時:2022年4月2日 10時