*＊ secret girl 3 ＊*

＊Naoto side ページ5

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“後悔しないの？”







俺がそう言うと一瞬だけ驚いた表情をしたけど、
直ぐにいつもどおり無表情に戻った




そして






『後悔なんてしない…。もう、決めたことだから』








揺るがないAの心。






でもごめんねA





俺も直己も、Aを辞めさせる気なんて無いんだ









「……何がなんでも？」

『はい』

「絶対に？」

『はい』





「じゃあ、









.









俺がLDHを辞めるって言っても？」








『……え？』









俺の言葉に驚いた顔をする直己とA。








「Aが居ないなら、俺も辞める」


己「ちょっ、…直人さん！？」









勿論辞める気なんてないけど、

Aを留めるための奥の手。







それぐらいの気持ちで言ってる。









ゆらゆらと目が泳いでいるA


どうしたらいいか、分かんないみたいだ









『そ、…そんなの絶対だめです…』


「でもA辞めるんでしょ？何がなんでも。……だから関係ないでしょ？」


『……直人さんが辞める理由はないはずです』


「じゃあAが辞める理由はあるの？」


『…え？』








俺を辞めさせないように
説得するAに強く言い返す









直「俺はAに辞めないで欲しいのにAは辞めるって言ってたよね。
なのにAは俺には辞めたらダメって言うの？」







それってわがままじゃない？ と
俺が言うと徐々に顔を下げていくA








こんな言い方、俺の方がずるいのに。









『……三代目とEXILEには、…LDHには 直人さんが必要ですから。』








か細い声で、寂しそうに呟いた









.









「俺にだって、…LDHにだって、Aは必要だよ。」









ベッドに座っていたAの腕を
ぐいっと引き、俺の胸の中へ連れ込む









俺の心臓の音、俺の想い

Aに全部伝わればいい









「踊ることが好きなのに…、歌を作るのもすきなのに……全部全部 諦めるの？」



『それはっ』




「逃げるなよ。」









畳み掛けるように喋る俺に
二人ともびっくりしている









「本当に好きなら、逃げんな」









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