*＊ secret girl 3 ＊*

＊Ryuji side ページ27

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健「……隆二、」


「ん？」


ア「……将吉、どんまい。笑」



『……将吉元気出して、』









俺の発言のあとしょぼくれる
将吉さんに声をかけている皆





え、俺、なんかまずいこと言った…？←









将「今市のバカ野郎……」


「え!?すみません！え、ねぇ臣！！」









俺、やっぱりなんかした!?←









必死に臣に助けを求めるけど肝心の臣は









臣「ん？何してんのA」


『んー？登坂さん、手、おっきいなって…』









マイペースにAとゆるゆる喋っていた









臣と手を重ねておっきい〜とかAは言ってる









……ちょっと嫉妬









あ、将吉さん。こういうことだったんすね←









ようやく将吉さんが言っていたセリフを
理解してもう一度二人に視線を戻した








俺たちをおいてゆるゆるトークに

花を咲かせている臣とA









……に、突然割り込んで来た人。









直「A〜」


『ふおっ、……直人さーん…』



直「ふふっ、ぬくぬくだね。笑」



『ん…なおっさん、暑い…』









臣からAを奪って抱きしめる直人さん









Aは重いとか暑いとかを連呼しているけど

その顔はどこか嬉しそう









……何だよ、









そんなAを見ていたら何だか

俺の心の何かがモヤっとして









直「あっ！隆二！」









.









『……今市さんまで、』









気づけば俺の腕の中に収まる小柄なA









「あー、…そういうことか。」



健「何がやねん。笑」



「……いや、大変だなって思って。笑」









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俺だけのAにしたいって、









俺のために笑って欲しいって、









そう…思ってしまった。









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Aを抱きしめて高鳴る鼓動。



その時わかった…。









俺のAへの気持ちと、








俺だけがそう思っているんじゃないってこと。









.









「……強敵ばっかりだなぁ。苦笑」









やっと分かったか、なんて感じの
視線を皆から浴びた









まぁ、ゆっくり






俺のペースで。









「……A、」









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