＊Shokichi side ページ8
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俺がAと出会ったのは今から8年も前。
当時俺は上京したばかりで21歳
北海道から出てきて若かった俺は
慣れない初夏の東京の街である日道に迷っていた
たどり着かない目的地に暑さも手伝ってか、
俺はイライラするし気分も悪くなって
その場にしゃがみ込んでいた
こんな大勢人が居る中で 俺に気づくやつなんていない
なんだか寂しく思えた
なんて、らしくねぇこと考えていたとき
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『大丈夫ですか？』
ちっせぇ中学生みたいな奴が話しかけてきた。
俺は中学生に心配されてんのか っていう
少し小馬鹿にした気持ちと
こんなにも小さいのに俺のことを見つけてくれて、
嬉しいという感情が入り交じっていた
そいつは返事をしない俺に続けて口を開く
『…お水。気分悪そうってさっき見て思って…、今買ってきたから 冷たいよ？』
飲んで〜と 微笑みながら
俺の頬にペットボトルを寄せた
ひんやりとした冷たさが 暑かった俺の頬を冷ます
「……つめた、」
『あ、やっと喋った！ねぇねぇ、だいじょーぶー？』
これが、俺とAの最初の出会い。
「…大丈夫だよ、あんがとな」
『いえいえ〜、でも顔真っ赤ですよー？』
そう言うと俺の逆頬に自分が飲んでいた
アイスココアの缶をさっきのように寄せてきた
「…だから、冷たいって」
『ん〜、…軽い熱中症かなー？お兄さんいくつ？』
「……21。」
『あり、思ってたより若いや。笑』
なんだこいつ、って初めは思った。
語尾ゆるゆるだし、タメと敬語が入り交じってるし、
会話は若干噛み合ってない気がするし、
『うちのお兄ちゃんと同い年なんですね〜』
なんてニコニコと笑いながら
俺に話しかけている
……絶対こいつ自由人だろ。
当時15歳だったAの第一印象は、“変人”だった。
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瑠理香 - 主人公ちゃん、こんなつらい過去があったんですね泣。 部活の遠征、頑張って下さい(/・ω・)/ (2015年5月3日 16時) (
レス) id: f8c7f97da8 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。ゆっくり待っています。 (2015年5月2日 11時) (レス) id: 83b7a84a10 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。どうなるか気になります。 (2015年5月1日 7時) (レス) id: 83b7a84a10 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 続きが気になります。 (2015年4月30日 19時) (レス) id: 83b7a84a10 (このIDを非表示/違反報告)
アルト(プロフ) - 続きが気になります！大変だと思いますが頑張って下さい！ (2015年4月29日 23時) (レス) id: 1ba4a0e5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おたま
| 作成日時：2015年4月25日 20時
