＊121 ページ29
.
登坂side
エリーがまっすぐHIROさんを見ながら言う。
HIROさんはHIROさんで俯きがちに少し微笑んでいる
H「いやぁ、参ったな……(笑)」
そしてソファーから立ち上がった
H「そう、Aは無事……。ていうか満喫してるかも。笑 そしてこんな騒ぎを起こしたのも俺だよ」
笑いながら、でも何処か真剣味を
含みながら喋り出すHIROさん
直「……どうしてこんなこと…、」
恐る恐る直人さんが質問する
H「いやー、…お前たちの気持ちを確かめたかったんだ」
と言うとすっと立ち上がって扉の方に行く
H「これ以上は今は言えない……それより良いのか？…時間になるぞ？」
タイムリミットまであとわずか。
今から車を出せばシェアハウスには間に合いそうだ
HIROさんもここではこれ以上話す気は
もう無いらしく、今は誰かに連絡をとっている
臣「……直人さん、家に帰りましょう？」
直「そっ、そうだな！」
己「失礼しました」
そう言って急いで駐車場に行く
今はHIROさんの言いたいことなんてどうでもいい
いや、どうでもよくはないんだけど。
今はそれよりも……Aに会いたい
臣「……どんだけ心配かけさすんだよ」
早く、
早く、
信号の待ち時間でさえ今はもどかしい
数十分後、シェアハウスに着く
車を駐輪スペースにマネージャーが止める前に
家の前で全員下ろしてもらい玄関に駆け込む
岩「Aっ！！」
隆「どこにいるんだよ……」
玄関を開けてもAは待っていなくて、
無性にいつもみたいに“おかえり”って
言って欲しくなった
廊下を進みリビングへの
ドアノブに俺が一番に手を掛ける
ｶﾞﾁｬ
開けた瞬間、
真っ暗な部屋の中から
「「おめでとーーう」」
『お疲れみんなっ！』
ﾊﾟｰﾝ ﾊﾟｰﾝ というクラッカーの音ともに
聞いたことのあるような二人の男の声と、
今一番聞きたかった
臣「っ…A！」
君の声がした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SAKANA - すごく面白かったです (2019年3月27日 10時) (
レス) id: 5f65d21e4b (このIDを非表示/違反報告)
Hono - すっごく面白かったです！小説を作るのが上手すぎて！大好きです！ (2018年1月17日 23時) (レス) id: 385883160a (このIDを非表示/違反報告)
mako3dm(プロフ) - ほんっと面白かったです！ 三代目だけでなくいろんなメンバーが出てきたり、呼んでてずっと主人公になりたかったです笑 ずっときゅんきゅんして、ぼろぼろないてました！ (2016年8月26日 16時) (レス) id: 2a369ab4ee (このIDを非表示/違反報告)
藤井はるか(プロフ) - 凄い面白かったです！最後HIROさんなのがまたよかったです！ (2016年5月21日 14時) (レス) id: a4e2e19275 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - すっごく、キュンキュンしました。番外編が見たいです！ (2016年1月7日 23時) (レス) id: 88dde74b1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おたま
| 作成日時：2015年3月24日 23時
