My treasure house 2

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『ん……、』






ハッと目を覚ます





目の前にはすやすやと先程よりも
顔色がいいエリーが眠っていた







そっか、私エリーに引き止められて
そのまんまベットに伏せて眠っちゃったんだ







ふと時計を見るともう3時を指していて
びっくりして体を起こす





E「ん〜……」


『あっエリーごめん、……起こしちゃったよね』





あまりにも勢い良く起きたからか
エリーを起こしてしまった






E「んーん、大丈夫〜。」







よく寝たーって呑気に笑うエリー









『体調はどう？』



E「さっきよりは全然マシ！もう快調！」







体温を測ってみると37度4分と
下がっていたからホッとした







『もうちょっとだね。エリー、こんな時間だけど、おかゆとか食べれる？』



E「食べれるー！お腹すいたよ〜」




『じゃあちょっと作ってくるね』








そう言って部屋を出ていこうとする







『……エリー？』



E「ん？」




『手、離さないと……お粥作れないよ？』





部屋を出てリビングに来たにも
関わらずなかなか手を離さないエリー






E「いいのー……それともA、やだ？」



『やっ、やだじゃないけど…』





そんなうるうるして見てきたら
何も言えなくなるじゃん……！




もう諦めて片手をつないだまま
お粥を作ることに←




包丁を使うときは流石に離したけどね！





……






『出来たよ〜』



E「わぁー！美味しそう！」





数十分かけてやっとお粥が完成し、
エリーが食べていい？食べていい？って目でこっちを見てくる。笑






『めしあがれ！笑』



E「いただきまーす^^」





にこにこと無邪気に笑いながら
お粥を頬張る


……可愛い。笑





E「すっごい美味しいよー♪」


『そっか！よかった〜』






どうやら食欲もだいぶあるようで
すぐにたいらげてしまった





思ったよりも元気そうでよかった……








E「俺風邪ひいてよかったなー」




なんて、突然エリーは少し嬉しそうに呟いた







『え？』



E「だってさ、Aが俺のために心配してくれるでしょ？それに、








……Aを独占できるしね^^」







すると今度はにやっと妖艶に微笑む








『っ！//』



E「A顔真っ赤〜♪」





『うるさいっ//』





そのあとすぐ直人さんも帰ってきて
次の日にはエリーは元気いっぱいで仕事に出かけた







＿＿＿＿＿＿シェアハウス、残り6日。

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