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鬱先生がAを連れ出し、ﾊﾞﾀﾝｯと扉が閉まった後に誰がとは言わないが溜息が吐かれて部屋に僅かに重たい空気が流れる。
｢…全員頭冷やした方がええんちゃうん？｣
俺がそう呟けばやれやれと言ったようにお前もな、と返すロボロ。煩いぞの意を込めて睨んでやれば目を逸らされる。可愛くない奴やな。
エミさんに立つように促しそれを支えるトントンも珍しく悪巫山戯が過ぎた自覚があるのか、｢やってもうたなぁ｣と力なく漏らした。
ここにおる奴ら、大体Aの事好きやもんなぁ。
それが友愛であったり親愛であったりは色々やけど。
やから仕方ないっちゃー仕方ないが些か大人げなかった。
特に___と、彼女の幼馴染の方に視線をやればあいつも珍しく落ち込んでいた。顔を手で覆い長く息を吐いた。
｢すまんかったゾム｣
｢いや、…｣
なんとか謝罪を述べているのを見ていれば、静かに寄ってくるショッピくんに｢なんや、｣と声を掛ける。胸元からショートピースを取り出してベランダを顎で指す。仮にも先輩に向かってなんやその態度は…と思いつつ着いていく。
ベランダの柵に手を置きながら道路を見下ろせば、2つの影が見える。鬱先生とA。こっからでも見えるんや、なんて思っていれば先に出ていた後輩がふっと鼻で笑った。
｢なんやかんや言うて付き合ってくれるコネシマさんって、ほんまお人好しですよね｣
｢お前が呼んだんやんけ｣
減らず口は相変わらずで俺の事を先輩として敬ってくれた事など数える程しかない…いや、そもそもあったか？と悶々としていればショッピくんは煙を冬の夜空に向かって吐いた。
｢皆、Aさんに余裕無さすぎでビビりました｣
｢あー…。不運な事に俺らにモテモテやからな｣
｢可哀想な人やな。変な連中に見初められて｣
その連中にはお前も含まれとるんやぞと言いたくなるが口を噤む。
｢チーノの顔見ました？あいつもうメロメロでチョロ過ぎるでしょ｣
無愛想なこの後輩がくつくつと愉しそうに笑うのも珍しくてじっと見つめてしまう。
なんやねん、ショッピくん。
｢…お前も充分気に入ってるやんけ、Aの事｣
｢……さぁ。どうでしょうね｣
それは肯定とみなすけどな。
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コメント、評価ありがとうございます！(●︎´▽︎`●︎)
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える＠脅威に赤スパを投げたい - 幼馴染尊いな〜 (2022年6月3日 14時) (
レス) @page1 id: b0f292a436 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - つむ(^p^)**さん» わ〜！！コメントありがとうございます！！幼馴染設定大好きなんですよね良いですよね(握手)…！これからも更新頑張ります！宜しくお願いします！^^* (2022年1月29日 0時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
つむ(^p^)** - コメント失礼します！不運な夢主ちゃん…か〜わ〜い〜い〜！(？？？)個人的に、総統様の幼馴染みというところがえもい()と思いました！(幼馴染みって良いですよね〜！)これからも更新頑張ってください。応援してます！ (2021年1月7日 1時) (レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - ぴーまんさん» コメントありがとうございます。一応オリフラは外してあるのですが何か不具合が有りましたでしょうか？(;_;) (2020年2月18日 0時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - えと、オリフラついてませんかー？内容、すごく面白くて良いと思います！これからも更新頑張ってください！ (2020年2月17日 23時) (レス) id: 5abc542d93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2020年2月16日 23時
