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『…
｢やだなぁ。酷いこと言いますねAさん。私これでも月島組の組長ですよ？｣
コテンと態とらしく首を傾けて微笑む端正な顔の彼___一ノ瀬さん。月島組の組長で、関東を一束する青藍会の長でもあるらしい。……と言ってもこのベビーフェイスな彼が頭の器に収まっているのは過去面識のあるAにとっては違和感しかない
そして青藍会に来てから数日、
事ある毎に一ノ瀬さんが傍に控えている
『お忙しいなら私に付きっきりでなくても大丈夫ですよ…、1人でも怪しいことはしませんしお手伝いも致します』
｢もう敬語じゃなくても良いって言ってるじゃないですか…。Aさん、寂しがり屋さんでしょう？それに私も此処に居たいので利害は一致しています｣
いえ、利害の一致云々ではなくてこうも一緒だと
少し過し辛いんです…とは言い出せず
彼はニコニコと人の良さそうな顔を浮かべている
『別に寂しがり屋でも無いんですが…。』
｢まあまあ！此処ではゆっくり過ごして下さいよ｣
『それじゃあせめて何か、お仕事を下さい』
拘束されない組での過ごし方は毎回頭を抱える
牢に入れられればそこで唯過ごしてしまえばいいが、
部屋に入れられると如何せん暇なのだ
組によって料理、洗濯、…処理等 特色があったが
部外者の私には仕事が与えられない
極道の仕事を手伝える訳でも無いので
無機質に日々を過ごすしか無くなる
我々組でも特筆した仕事は与えられなかったが、基本的に行動は自由だった為下っ端構成員の皆と掃除をしたり、お茶会をしたりとそれなりに充実した日々を過ごしていたと今は思う
｢え〜、言ってるじゃないですか。Aさんは何もしなくて良いですって｣
わしゃわしゃと子犬に接するように優しく頭を撫でる
…一ノ瀬さん、私の事幼子だと思ってない？
『でも…暇です』
｢んー…そうですね。そこまで言うなら分かりました。それではとっておきのお仕事をあげますね！｣
ニコッと再び人の良さそうな笑みを浮かべとんでもない事を言い出した
｢私に存分に甘やかされてください｣
『…はい？』
名案！と言わんばかりに嬉しそうにしているがこの人多分だめだ。こんなに会話出来ないタイプの人だったっけ…
あぁ頭が痛い
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ふ菓子ちゃん - 神……とてつもなく神作だった……完結おめでとうございます！めさんこ大好きです！これからも陰ながら応援しております (2020年11月11日 20時) (
レス) id: 73bbb4d5f8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり - 完結おめでとうございます！極道モノとオチナシが大好きなので、神作品だと思いますほんとうに！！めちゃめちゃ大好きです！これからも応援しています！！ (2020年3月26日 16時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - イノマ。さん» コメントありがとうございます！これからもまた別の作品でお会いできたら幸いです！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - いぶさん» コメント頂き本当にありがとうございます。いぶさんにとって最高の小説になれたこと光栄に思います。ありがとうございました (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - OTONEKO♪96さん» そう言って頂けて幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2020年1月9日 0時
