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ut｢久しぶりやなぁ、元気にしとった？｣
『お陰様で。…助けに来てくれてありがとうございました』
ゆったりとした足取りと口調で此方に近づき"構わへんよぉ"とこれまたゆったりと返す気だるげな彼
ut｢…あ、せやせや。Aちゃんこれ居る？｣
変わらずゆっくりと喋るその手にはピラピラとはためく一枚の紙
何を持っているのかよく見えず、目を凝らしていると"まっ、要らんやんな〜"あははーとそのまま私の返事も待たずして所持していたライターで火をつけ空へと飛ばした
突然のことに対応出来ないでいると当の本人はヘラヘラと笑いながらライターをそのまま煙草に点し口に咥えた
kn｢おー、大先生ええやんけ。燃やせ燃やせ｣
『ちょっと鬱さん、今の紙何だったんですか…？』
ut｢ん？…ああクソみたいな婚姻届やけど。Aちゃん必要ないやろ？俺がおるし｣
あー…なるほど婚姻届か。いや、確かに要らないけど。
さも鬱さんの為に不必要だと思ってるみたいだけどそれも違うけどね。あ、ニマニマしてた鬱さんがシャオちゃんに叩かれた
ut｢何すんねんｼｬｵﾁｬﾝ！｣
sho｢なんかムカついた｣
rbr｢未だお前のんとちゃうからな｣
shp｢アッレー？ロボロさん"未だ"とかそんな事言うてますけどそもそも候補に入ってるんすか？ww｣
rbr｢入っとるわ！俺も幹部や！！｣
声でっかいな耳キーンなったわ
というか、候補が何だかんだ言ってるけど肝心な事を若頭に直接伝えていない
騒ぐ彼らを他所にキョロと周囲を見渡し少し離れた所にいる一際目立つ黒に駆け寄る
『____グルッペンさん』
gr｢漸く来たか。｣
待ってたぞ、と先程までの冷血な態度とは一変して悪巧みの様な笑みを浮かべるその顔は相変わらず精錬されて美しい
その実口蜜腹剣な彼の腹の中等読めず今から言う言葉さえゴクリと飲み込み言い淀む
gr｢…何だ？言いたいことがあるなら言え｣
促されたので素直に口に出す
『助けてくれてありがとうございました』
gr｢…ああ、構わん。それよりお前、俺達が助けに来ることを疑っていたそうだな｣
『えっ』
心外やなぁと更に意地の悪そうに口端を吊り上げるもんだからトントンさんに軽くどつかれていた
其れよりも胸の内を知られていることに心拍が上がっている私に、目線を此方に向けて｢気の合うやつからたまたま聞いてな。｣と言って切なげに目を伏せた。
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ふ菓子ちゃん - 神……とてつもなく神作だった……完結おめでとうございます！めさんこ大好きです！これからも陰ながら応援しております (2020年11月11日 20時) (
レス) id: 73bbb4d5f8 (このIDを非表示/違反報告)
まつり - 完結おめでとうございます！極道モノとオチナシが大好きなので、神作品だと思いますほんとうに！！めちゃめちゃ大好きです！これからも応援しています！！ (2020年3月26日 16時) (レス) id: 9861bf3927 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - イノマ。さん» コメントありがとうございます！これからもまた別の作品でお会いできたら幸いです！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - いぶさん» コメント頂き本当にありがとうございます。いぶさんにとって最高の小説になれたこと光栄に思います。ありがとうございました (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
おたま(プロフ) - OTONEKO♪96さん» そう言って頂けて幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2020年1月9日 0時
