【歌い手】Secret Love【ＸＹＺ】

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それから目まぐるしく日々は進み、ついに超パ当日に…


そらる「ついに当日だな」


ポツリと私の横にいたそらるが呟いた。


『私、本当にこのステージに立っていいのかしら……』


私は歌い手をやめたのだ。


なのにこんなステージに立たせてもらって「歌い手復帰します」なんて言っても認めてくれる人なんて………


そらる「大丈夫」


ポンッと私の頭の上に手を置くそらる。


そらる「何言われても気にするなよ。俺たちはめぐりが戻ってきてくれて嬉しいんだから」


そう言って優しく私の頭を撫でてくれるそらる。


タメで話しているけれどそらるはやっぱり年上だ。


なんていうか、一緒にいたら安心する。


お兄ちゃんみたいな………？


まふ「あー！！！そらるさんがめぐりさんにセクハラしてるー！！」


天月「そらるさん、中々やるわね……！」


nero「そらるさん度胸ありますね〜」


みんなの声が聞こえ、私の頭からばっ！と手を放すそらる。


そらる「セクハラじゃねぇし！っていうか天月、誰だよ…」


天月「あま子です」


Sou「あ、そうなんですかー(棒)」


天月「Souだけに！？」


Sou「いや、まったくそんな気ないんで」


天月「Souくん冷たい！！」


そんないつも通りの茶番に私の緊張の糸はほどける。







でも、もう少しそらるに頭を撫でてもらいたかったな〜…なんて。

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