◆10話 ページ12
家に入るなり、電気をつけてパソコンを立ち上げる。
かるーく配信しよっかな、話すネタなら今日遊んだことがあるし。
Twitterに「突然ですが配信します！」と呟き、配信の準備をする。
と、その前に一度、ニコニコ動画でそらるさんの動画を見る。
「………違うはずなのに、なんか重なっちゃうんだよなぁ…。」
そして、そらるさんとは会ったことないから絶対に違う！って言えないんだよね…。
そんなこんなをしているうちに配信の準備が完了。
私は、「配信を始める」という文字をクリックした。
「ん゛ん゛っ、こんばんわー、」
》なるの配信久しぶりだー！
》こんばんわ！
》初見です。
スタートしてすぐに増える閲覧、コメント。
ありがたい限りだ。
「確かに久しぶりかもねー、あ、初見さんいらっしゃいませ！どんどんコメントしてくださいね！」
軽くコメントを読んだ後、今日先輩と遊んだことを話し始めた。
「そういえば、今日大学の先輩と遊んできたんだ〜！」
》大学の先輩！？
》何してきたの？
》私もなるの先輩になりたい。
》なになに？デート！？
「えとね、ゲーセン行って、音ゲーで勝負して、負けたからご飯奢ったの！……デートではないよ、男の先輩だけどね」
》音ゲーかぁ、なる音ゲーするんだ
》男の先輩はデート。
》俺もお腹空いてきた
「音ゲーするよー！今日はね、After the Rainさんの曲入ってたからそれしてきた！そんで一回ミスった」
》www
》なるちゃんミスったのねww
こうやって雑談してると、「あー、幸せだなぁ」って感じる。
リスナーさん温かいし、優しいし、
その後もちょくちょく話題を変えながら雑談配信を続けた。
「わー、今日はいっぱい喋ったー！そろそろ終わりかなー？お疲れ様でした！バイバーイ。」
簡単な挨拶をして、配信を終える。
短い時間ながら、なかなか中身の濃い配信だったんじゃないかなー。
楽しかったし。
「あ、お疲れ様でしたツイートしよ。」
スマホを取り出し、Twitterを開く。
ツイートする前に、タイムラインをチェックするのが私のやり方。
3秒後、私は叫んだ。
なぜなら、
あの歌い手、そらるが
「大学時代の後輩と遊んできたぞ〜、ゲームしてご飯食べてきた。もちろんあっちの奢り。楽しかったぞ、うおー。」
と、今日の放送内容と全く同じことを話していたからである。
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年11月18日 19時) (
レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね！大好きになってしまいました。更新頑張ってください！応援してます！楽しみに待ってます！ (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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