30杯目 ページ33
「ちょっと甲羅!!」
センラ「ダッサww」
「サイテー!仕返しっ!」
センラ「はぁ!?ちょっ!電気はなしやろ!?」
「アリとかナシとか無いですー!」
察しの通り、やっているゲームはカーチェイスのあの有名ゲーム。
ゲームなんて久しぶりにしたけど意外と楽しい。
「いえーい!私の勝ち!」
センラ「久々にやった奴に負けるのは屈辱やわぁ…覚えはやない?」
「そうかなー?センラはよくやるの?」
センラ「友達と集まった時にたまにな」
よいしょ、と立ち上がりキッチンへ行く彼。
センラ「何か飲む?」
「じゃあコーヒー!」
センラ「僕ホット入れるけど?」
「私もホットでいいよーミルクだけでいい」
センラ「気が合うなw」
どうやら彼もミルクだけ派らしくカップを用意しながら笑う。
ソファーに横になる。
自分の家じゃないのにずいぶんくつろいじゃってるな………
センラと私の仲だからか。
センラ「ほい。僕座れへん」
「ん。ありがとー」
起き上がってからマグカップを受け取り湯気を見つめる。
もしかして、今なら昨日言えなかったこと言えたりするのかな。
「ねぇ、センラ」
センラ「何?」
「昨日私頑張ってなんて言ったけどさ」
センラ「………うん」
「私、本当は行ってほしくないんだよね」
彼の動きが一瞬止まった。が、すぐに動きコーヒーを飲む。
センラ「知っとる」
「え?何で…………」
センラ「昨日A、行ってほしくなさそうな顔してた」
行ってほしくないって言葉がAから聞きたかったから何も言わんかった。と彼はいたずらっぽく笑う。
「酷い」
あははっ、と私は笑った。
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維月(プロフ) - コメント失礼します!とても面白かったです!新曲のFINALEの小説凄く読みたいです! (2019年8月22日 13時) (レス) id: 3a5a489824 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 凄く面白かったです!更新頑張って下さい!応援しています! (2018年3月31日 9時) (レス) id: 900740505e (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます!読ませて頂きますね!読み終わったらコメント書きます! (2018年1月31日 20時) (レス) id: 11f9a2386a (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - 一気に読んじゃいました!最後、あんな落ちになるとは思いませんでした…てっきり、付き合って終わり!って感じだと思いました……あの…私も作品書いてるんです!読んで頂けたら嬉しいです!! (2018年1月30日 22時) (レス) id: af4f03b5c1 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 俺系女子さん» オッケーww読めたらコメントするね! (2018年1月26日 20時) (レス) id: 0df47550ff (このIDを非表示/違反報告)
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