【歌い手】CocktaiL【XYZ】

2杯目 ページ4

「ふぁあああ……」


今日は珍しく仕事がお休み。


最近ずっと学校に行っていたから休みな日は新鮮。


「春服そろそろ販売するよねー買いに行こうかな」


テキパキと支度を済ませてレッツ買い物。


ーーーーーーーーーーーー


「あーいっぱい買った」


今日を逃したら次の休みはいつか分からないし良いよね。


何に合わせようか、なんて考えながら帰っていたら男性の集団が見えた。


「あのお店行きません？」


「何か良い店知らないの？」


「さっきも言いましたけど僕この辺り住んでないんですってば」


どうやらお店に困っているようだった。


でも、私が口を挟む話じゃないよね。


チラリと顔を見てみるとどの方もイケメンさん。


こんなハイスペック集団が……なんて思っていたら視界に入った見知った顔。


「……センラ？」


男性達の視線が私に向くのが分かる。


しまった……と思ったがもう遅い。言ってしまったのだから。


「………A？」


「覚えててくれたんだ！久しぶりー！」


「お前みたいな奴忘れへんわw」


もしかして、と思って声を掛けたのだが間違っていないようで良かった。


最後に会ったのは高校生だったよね。


結構変わったなー……最後に会った時よりも身長が少し伸びたかな？


久しぶりに懐かしい思いになった。

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