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27杯目 ページ30

「う……ん………」


ふぁぁと欠伸をして背伸びする、いつもの習慣。


「…………ここどこ」


掛けられていたのは私のものではない黒いカバーのついた布団。


もちろん私の部屋でもない。


思い付く人は1人しかいなかった。


「センラの家か………」


あれ、昨日どうしたっけ?


確かお酒を飲んで………多分寝ちゃったんだろうね。


「うわぁ………最悪」


お礼でも言おうと思いリビングへ。


「センラー…………寝てるか」


今の時刻は朝6時。体内時計でいつもこの時間には起きる。


「ふふ、寝顔可愛い」


ソファーで寝ている彼の頬をつつくと眉を潜める。


その仕草に癒されながら洗面所へ。


タオルとか勝手に借りちゃっていいよね。


化粧を綺麗さっぱり落として鏡を見る。


「こんな幼い顔のどこが好きなんだろ………」


私も他の人みたいに年相応の顔になりたかったな。


無言で帰るのも失礼だし起きるまでは待っておこう。


朝御飯とか作っちゃっても大丈夫かな………


センラだし、きっと許してくれるだろう。


酩酊状態の私を介抱してくれたからせめてものお礼。


センラが歌っていた曲を口ずさみながら調理。


センラ「ん…………」


「あ、ごめん起こした?」


ソファーから起き上がったセンラが私を見る。


センラ「は………?なんでA………あそっか。そやそや………」


一人で解決したのか納得顔の彼。


「ごめんね、勝手にタオルと食材とか借りちゃった」


センラ「あー別にええよ」


「ありがと。寝癖ひどいよー顔洗ってきたらご飯にしよ」


センラ「うん」


欠伸をしながら洗面所に行く彼。


夫婦に見えたりするのかな。


なんてね。

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維月(プロフ) - コメント失礼します!とても面白かったです!新曲のFINALEの小説凄く読みたいです! (2019年8月22日 13時) (レス) id: 3a5a489824 (このIDを非表示/違反報告)
- 凄く面白かったです!更新頑張って下さい!応援しています! (2018年3月31日 9時) (レス) id: 900740505e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます!読ませて頂きますね!読み終わったらコメント書きます! (2018年1月31日 20時) (レス) id: 11f9a2386a (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - 一気に読んじゃいました!最後、あんな落ちになるとは思いませんでした…てっきり、付き合って終わり!って感じだと思いました……あの…私も作品書いてるんです!読んで頂けたら嬉しいです!! (2018年1月30日 22時) (レス) id: af4f03b5c1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 俺系女子さん» オッケーww読めたらコメントするね! (2018年1月26日 20時) (レス) id: 0df47550ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:ないよ  
作成日時:2018年1月13日 21時

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