【コラボ企画】あの日の花と君と【歌い手】 (ページ26)

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まふまふ/花を花と呼ぶ日/りんごページ26

まふまふサイド

僕は白川春樹。高校1年生。

新しい学校が始まってまだ1ヶ月。

気になってる女の子がいる。

その子は、いつもニコニコしてて男女問わず人気だ。

いつも友達に囲まれていて性格もいいらしい。

名前は舞沢花 (まいざわはな) という。

みんなからは「まいやん」と呼ばれている。

まいやんとはクラス委員で一緒になった。

まだ1ヶ月しか一緒に仕事してないけど、

一つだけ気になったことがある。

まいやんは誰からも「花」って呼ばれてない。

そういえば自己紹介のとき、「まいやんって呼んでねーっ」って言ってた気がするな～。

最初は普通にまいやんって呼ばれ慣れてるのかなと思ってた。

でも、小学校からの幼なじみだという神田美来(かんだみらい)でさえ「花」と呼んでないっぽい。

だから、幼なじみって呼び捨てとかで呼ばないのか？と不思議に思った。

ちょっと前に、まいやんが告白されているのを見たことがある。

その男は結構モテてた気がする。

「舞沢花さん。付き合ってください。」

「ごめんなさい。あなたのことよく知らないですし、フルネームで呼ばれるのはあまり好きじゃないので。」

「そうなんだ、、でもこれからも友達でいような。」

「もちろん！」

って感じの会話だった。

自分の名前が好きじゃないのかな？

僕はますます彼女が気になった。