浦島坂田船 マフィアパロ[5] ページ14
「それで、うらたくん。私に見せたいものというのはなんだい?」
「はい、只今。おい、坂田持ってこい」
「はーい」
後ろで手首を固定され、出てきたのはうらたを殺そうとしていたボス。
周りを志麻、坂田、センラが囲んでいるため逃げ道はない。
「ほぉ、これはこれは。面白い来客だね」
「客ならもう少し丁寧に扱ったらどうだ?」
「そうだね...君たち、そこの椅子に座らせておくれ」
ボスの目の前の椅子に座らせる。
いいよ、の声で部屋から出ていく。
去った部屋からは断末魔が聞こえてきた。
「もー!坂田がスパイしてたなんて知らんかったんやけど!?」
「言ったら意味ないやん?」
「そーやけどさぁー?」
「まぁ、うらたんが死なんくて良かったってことで。...な?」
「これからも俺らのリーダーでいてくれるんやからええやんか!」
「これからも僕らのリーダーでいてよな、うらたん」
センラがポン、とうらたの肩を叩く。
それを真似て坂田、志麻と順に肩を叩く。
肩に乗った暖かさに笑みをこぼすうらた。
「よし、お前ら次の任務に行くか!!」
「おう!」
「はーい!」
「了解です」
明るい笑顔で、彼らはまた歩み始めた。
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