【HQ！！×歌い手】歌ってるの見られたのでマネージャーになりました。【及川徹】part５

七夕祭り(時季外れとか言わないで) ページ41

残念なことに私はその集合場所が分からないので仁花ちゃんが向かっていたであろう方向に足を進める


『どこに神社なんてあるんだろう・・・？』


キョロキョロと辺りを見回すも、見えるのは人と屋台のみ


にしても人多すぎるでしょ・・・


スマホがあると思い出して見てみると電池が切れていた


何この少女漫画みたいな展開は・・・


私こんな展開望んでないよ！！！？


はぁ、とため息を一つ付くも、この状況は変わらない


しょうがないから始めに解散した場所に行こうと思い反対方向に足を運ぶ


『あれ・・・？』


歩いていて見えたのは他の人よりも頭一つ出た人物


あれって・・・・


・・・驚かしてみよう。うん。


なぜか私の悪戯心をくすぐったため彼を驚かしてみることにした。


どうやら彼もはぐれたのか１人だし・・・


そろりと後ろから近づき・・・・・


『わっ！』


と背中を押してみる


「わっ！？」


彼はなかなか良い反応をしてくれて


及川「誰・・・？って美優！？」


『えへへ。徹も迷子？』


及川「う、うん・・・///」


『同じだね！これって喜んでいいのかな・・・？』


及川「良い年して迷子って言うのはちょっとね・・・ｗｗ」


そうだね、と笑いながら言うと邪魔になるからあっちに行こっかと人通りの少ない場所を指差され、そちらに移動する


『人混みではぐれた。そしてスマホ電池切れ』


及川「待っててって岩ちゃんに言ったのにどっか行かれて、電話しても繋がらない」


『それわざとじゃないの・・・？』


及川「それは俺も思ったよ・・・」


あまりにも酷い徹の扱いに2人で苦笑していると


ドンッ！！パンッ！パンパンッ！



『え！？もう花火始まったの！？』


及川「すごいよ！ここから綺麗に見える！！」


花火が打ち上げられている方向を見てみると


確かに障害物が何も無くてすごく綺麗に見える


『凄く綺麗・・・・！』


及川「美優と見れて幸せだなぁ・・・」


『え？』


及川「あ、えっと！何でもないから！！」


『う、うん？』


そう言って空を仰ぐ彼


その横顔は少し赤くて


『私も徹と一緒に見れて幸せ！』


そう言ってふふふと笑うとさらに赤くなる顔









私と彼が付き合うのはこの話から約2ヶ月後_____________

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