検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:33,874 hit

56 ページ6

.





あたしは涼太くんの腰に手を回して

涼太くんはあたしの頭を包むようにして抱き合ってた




「なぁ……A……


ゆーきとキスしたん?」



「ごめん。しちゃったの……


しかもね……あの……」



なんて言葉にすればいーかわからない

おっ…大人の……キスしたなんて……


下を向いてごもごも言ってたら



「……A」


「ん?

んぅ……っ」


唇を貪るようなキス

何度も何度も角度を変えて


「こーゆーの?」


男の顔をした優しい涼太くんが

あたしの瞳を捉える



あたしは静かに首を横に振った



「ふーん……」


再びあたしの顔に涼太くんの顔が近づく



喋ったら唇が触れそうな距離で

涼太くんが止まる



「ゆーきのことなんか一瞬で忘れさせてあげる」


と小さく呟いてあたしの唇に涼太くんの唇が重なる



「んっ……」


さっきより長いキスに呼吸ができない


涼太の肩を押す

けどびくともしなくて


酸素を求めて少しだけ開けた口


その瞬間を逃さなかった

涼太くんはあたしの頭に回していた手をより強く抱き寄せて


あなたの温かい舌が割って入ってきた



「んっ……ふっ……」



身体中の力が抜ける

……何も考えられない



呼吸ができなくなって涼太くんを強く押す


きっとあたしが上手くキスできないのを気づいたのだと思う



少しだけ唇を離して


「鼻で息してみ?」


と言って再びあたしの唇に唇を重ねた



まるで…



…あたしを求めるように




.

57→←55



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しょこら(プロフ) - お疲れ様でした!!毎日楽しみに読んでいたので、完結が少し寂しい…(親目線)実は私玲於ファンなので、新作楽しみですっ!しかものんたんさんが書くお話っていうのもあって、特別ドキドキしてます( 笑 )これからも頑張ってください!この作品も読み返してきます!!( 笑 ) (2015年11月29日 0時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - しょこらさん» お母さん!あっΣ(・□・;) いや、お母さんだと思ってるんで。笑 是非これからも面倒みたって下さい( ´ ▽ ` )ノ (2015年11月27日 0時) (レス) id: bfb05ce76c (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - ああああ!!夜中に一気に読みましたぁぁ!!涼太ぁああ!!!男になってしもうた!(号泣)なんだかもう、親目線というか……いや、ちゃんと主人公目線で読ませていただいております。キュンキュンしすぎて胸が痛いです。( 笑 )これからも素敵なお話読ませてください! (2015年11月21日 1時) (レス) id: 231a26bcdf (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - Akikoさん» 香港から(゚Д゚) 読んで頂きありがとうございます涙 私なんてまだまだやと思いますよ〜 香港からのエール受け取りました( ´ ▽ ` )ノ 頑張ります! (2015年11月21日 1時) (レス) id: bfb05ce76c (このIDを非表示/違反報告)
Akiko(プロフ) - すごくいい話ですね!本当に自分だと思って見てたから、読みながらずっと心が苦しかったです!ハッピーエンディングでよかった~話がすごいまとまってて、すごいなぁ~って思いました。自信を持って頑張ってください。以上、香港から読ませていただきました。 (2015年11月20日 8時) (レス) id: ac84ac50e8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のんたん | 作成日時:2015年11月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。