【轟焦凍】私の願いは、 (ページ4)

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のページ4

次の日になった私の命日。

やっぱり、皆で私の墓参りに行ってくれるらしい。
私、愛されてるな。ちょっとしかみんなといなかったのに。

まぁ、きっと皆が優しいからだけど。

今、一番気がかりなのは焦凍のこと。
凄く悩んだ顔をして、ずっとカレンダーを見つめている。
しかも、焦凍だけ1人で行くらしいし。

…きっと私が焦凍の立場だったら、そういう事になっていたかもな。
きっと、泣いて泣いて、どう墓参りに行けば分からないし…。

でも！！！

『焦凍はやくねなさーーい！！』

全然寝ないこの子にそう言っても眠る気配も感じられない。
寝不足になっちゃいますよーと言っても目もつぶらりもしないからこっちとしては不安だ。

やっぱり、縛り付けているのかな？
意外と地縛霊になっていたりとか！？あぁ、それはありえそう…。

布団に転がっている焦凍の頭を撫でる。
するとじっと目があった気がして、ぱっと目をそらした。

「A…？」

『焦凍…？』

私をじっと見てそう呟いた。