Starlight kiss. 《F.Ryusei》

Kiss 32 ページ32

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「…A、なんでここに」








流星さんが私の方に駆け寄ってきてくれた。
まるで主任を無視するかのように。

あの二人はまるでお互いを空気だと思っている。









お互いがお互い、気まずい理由があるんやろう。









「いや、仕事終わって、その…」



「俺が連れてきた。Aとお前が仲良くなったって聞いたから」



「主任…」









主任が割り込むように入ってくる。

流星さんと主任が前とは打って変わって見つめあってる。

どうしてらいいんや、私は。









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「淳太さん…、久しぶりです」



「久しぶり。もう会うつもりはなかったけどな」



「…そうですね、淳太さんならそういうと思ってましたし、俺も合わせる顔なんてどこにもないです。なんで…とりあえずA、店入って。

じゃあ淳太さん、さようなら」



「…あぁ」









流星さんに無理やり店に入れられて、
私は初めてホストに足を入れた。



締まり掛けのドアから見えた主任の顔が、
苦しいほど悲しく見えた。

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