Starlight kiss. 《F.Ryusei》

Kiss 30 ページ30

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「…連れていきたいところって、まさか」









仕事を終えた私と主任は、
いつの間にか神ちゃんと呼ぶようになったその神ちゃんに見送られ職場を出た。




前まで神山さんやったのにいきなり神ちゃんって呼んでたから神ちゃんもびっくりしたやろうな…。









そしてどんどん道を歩く。

ここは…。






職場を出て少し路地裏を歩く。
人だかりの少ないそこは静寂で、
私は何も喋らない主任の後ろを歩いた。






…気まずい。









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ピカピカとひかるネオン街。
ここに来たのは初めて。



田舎で育った私は、こんなところに来たことない。









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「ついた」








やっと主任が口を開いた。


見上げると、そこはなんとなく予想していたホストクラブだった。







【 ホストクラブ Delicacy 】









ライトがテラス看板の、
一番大きく映るその顔を、



私は知っていた。









ナンバーワンホスト、流。








流星が、そこにいた。

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