シンデレラはガラスの靴を叩き割った【wrwrd!】 (ページ21)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:19,476 hit

過去を比べて泣くなよ弱虫ページ21

gr「さあ、椅子に座って楽しく話をしようじゃないか…なあ？A？」
よく通るバリトンボイスが、私の頭に響いた。嗚呼、勘弁してくれ。

私は、頭を何とか働かす。悪魔達の隣に座らない様にする為にはどうしたらいいのだろうか。
生憎、私はここまで努力してきた。

…ああ。答えは簡単だ。椅子に座ればいいのだろう？

私は１回会議室を出て、椅子を持ってきて悪魔達から離れた場所に座った。

『はい。椅子に座りましたけど？』

少し煽り口調で悪魔達を揶揄うと、悪魔達もこれは予想外だったらしく、目が真ん丸になっている。

gr「ふふ、くｯはは！ああ、いいぞ。さあ！会議を始めよう！」

バリトンボイスをまた荒ぶらせながら、会議の幕が上がった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

tn「んで、敵陣に攻め込むための作戦はロボロ、敵の基地、分かっとるな？」

rb「んー、おっけぃー」

tn「よし、んじゃそっちの話はエミさんとロボロで。で次は＿＿＿＿」

どうしようか。日々の疲れか、眠くなってきた。はあ。どうせ私は役に立たないんだから。会議に行っても何にも出来ない。なら＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
grside

tn「んで、敵陣に攻め込むための作戦はロボロ、敵の基地、分かっとるな？」

rb「んー、おっけぃー」

tn「よし、じゃあ＿＿＿＿＿＿＿」

退屈だ。会議と言えど、書記長のトントン、外交官のオスマン先生のお喋り場でしかないのだ。
…なら、Aを見たらいいんじゃないか？
とか言う謎理論で頭を埋め尽くしつつ、結局俺はAを見た。

「‼」

おっと、姫様はおねむの時間だった。可愛い。

…これはまた誰がAの部屋に運ぶか争いになるな…

とか思っていたら
ut「おっ、姫さんおねむやん！」
はあ…会議中に触れたら…

rb「おっ、俺が運ぶわ！」

ut「はあ？童貞クンにそんな大役務まる訳がないやろ？俺が運ぶわ。」

zm「A泣かせた癖に何ほざいとんねん。俺がAを運ぶっての。」

「ゾムはダメだ。"条件"を忘れたのか？」

zm「ッ、」

os「お前らに任せちゃ、Aちゃんが危ないわ。てことで俺な。」

em「いやいや、Aさんに1番頼られているこの私に決まっているでしょう。」

「んー、まあ大先生ぐらいで良いんじゃないのか？」

俺も運びたかったが、残念ながら条件というくっそ邪魔な物があるせいで運べなかった。

ut「よっしゃ！俺やな！」
良いなあ。なんて羨ましい目を向けた。