今の私、昔の私… ページ28
慎吾くんと出会い、少しずつ記憶らしきものが蘇る日々。
睡眠中も、反芻するような光景。
あぁ、私こんなことあったって。私の追体験。
少しずつ、刺激を与えて貰うため、仕事を再開した。
さっきまでバラエティーで沖縄ロケをしていた。
(事務所が元々入れていた仕事)
本当は私だけだったけど、事情が事情なので急遽、西島さんが出てくれることに。
『ん〜っ！』
私にとっては、初めてのバラエティーロケ。
まぁ、分かんないことばかりで。
私が困っていると、その都度、西島さんが沢山、フォローしてくれたと分かる。
西「大丈夫？」
『ぁ、ありがとうございます。沢山フォローして頂いて。』
西「それ、やめてー！前に言ったじゃん」
『ぁ、すみません。つい。』
西「少しずつ、記憶戻ってるって？」
『1日1日、少しずつ？って言えば良いのでしょうか。霧が晴れるみたいな感じで、不思議です。今の私も私だから、なんか、合体？みたいな…』
西「そっか。まぁ、少しずつでいいから、無理せずにな」
『ん、ありがと、にっしー』
西「ぉ、今のはAっぽい！」
『ふふ、そう？笑
っ…っ？ぅあ…っ』
西「A？大丈夫？！」
『ん…っ、へーき、ほら、記憶戻ってるから、少しずつ戻ると頭痛がね…』
西「って、また少し記憶が？」
『ちょっとずつね。
まぁ、にっしーが昔話してくれるからさ』
少しずつ、人から話を聞いたりすると脳が活性するようで、記憶が戻っていくのが分かる。
にっしーとホテルへ戻って、ロケとなんでもないフリで大分気疲れしたみたいでベッドにダイブ。
目を瞑ると、自分が少しずつ見えてくる気がする。
私の記憶は、大分戻ってきているなぁ、と実感する。
不完全な私は、居場所がない…。
？「A…っ、A…！」
『ン…？あれ、誠司くん…？』
すごい剣幕で起こされる。
『ど、どうしたの…？』
誠「いや、部屋戻ってきたらベッドの上でうつ伏せでいるから何かあったんかと…。魘されてたし」
『…誠司くん、大丈夫だよ〜笑
ありがと、心配してくれて』
誠「当たり前やろ。今は特に無理したらアカン。記憶があろうがなかろうが、AはAや。
変わらへん」
ぁ…。
そうだ、私、この人のこういう人柄が…。
『誠司くん、ありがとう…』
点と点が繋がるような、私の中で、私が見つかった。
『好き、誠司くんが大好き。ありがとう…』
抱きしめてくれるこの人が、私の大好きな愛しい人だ。
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みむ(プロフ) - 読んでいただきありがとうございます。現在作成中なので、しばしお待ち下さい。 (2020年4月30日 1時) (
レス) id: 053a3b7803 (このIDを非表示/違反報告)
natchan(プロフ) - コメント失礼します。毎回楽しませてもらってます！続編をはいけんさせていただきたいのですが可能ですか？ (2020年4月29日 0時) (レス) id: d053dcd39d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - Twitterフォロリクさせていただきました！ (2019年4月21日 20時) (レス) id: e63ab5107c (このIDを非表示/違反報告)
みむ(プロフ) - ゆりさん» フォローありがとうございます。許可させて頂きました。 (2019年3月31日 21時) (レス) id: f329159260 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - Twitterフォロリクさせていただきます！ (2019年3月31日 13時) (レス) id: e63ab5107c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みむ | 作成日時：2018年11月25日 2時
