Perfect (ページ11)

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俺の彼女ページ11

『勇人兄～、おかえり』

勇「ただいま、今日は早いやん」

『えへへ、今日NGなしやった！笑
嬉しくなって、ご飯頑張ったよ』

勇「いつでもめっちゃ美味いやん」

『ふふ、ありがと。手洗ってきて、ご飯用意する』

勇「ん。」

夕飯を食べながら、裏話を聞いて楽しく食卓を囲んで、食休みながらテレビをぼんやり見る。

『…(こくんこくん船をこぐ)』

勇「…(頭を撫でる)」

『…すぅ…』

勇「ふは、早すぎやろ…笑」

『…zzZ』

勇「しゃーないなあ」

横抱きのまま寝室へ行き、ベッドに寝かせ、自分もシャワー浴びに行く。

戻ってくると、広いベッドで小さな身体を更に小さくしている彼女。

勇「ほんま、絶対離さへん」

横に寝転ぶと、俺の腕に自然と入るA

小ちゃい頃からずっと見てきたんや。確かに、忘れようと努力をした事もあったけど。

俺には、Aだけ、と再会してからは嫌になる程思い知る。

『勇人兄』

そう呼ばれるだけで、俺はAしか見れへん。

自分でも最早病気かと思うほどにな。

気づいたら自分も寝付いていたらしく、ふと隣にあるはずのぬくもりが無い事に気付く。

『ぁ、ごめん。起こした？』

勇「いや、平気。喉乾いてん」

『ね、私も笑
水で良ければ、今持ってきたからあるよ』

勇「ん、ちょうだい」

『はい』

乾いた身体に水が沁みる。

『ふぁ…ねむ』

勇「明日はゆっくりデートやで」

『はいはい笑
おやすみ、勇人兄』

マイペースな彼女が隣にいる事が安らぎ、やな。