西川さんの彼女 (ページ7)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:77,230 hit

兄は凄い人ページ7

鎌ヶ谷球場にも慣れてきた頃、週刊誌を持ってうわっちと剛くんがくる。

上「なあ、これ見た？」

『うん？』

山P、謎の美女と腕組みデート！

羽田空港で一際オーラを纏った男性、ジャニーズの山下智久だ。そんな山下を待たせていたのは、謎の年下美女。

2人は嬉しそうに顔を合わせると、山下は自然に女性のキャリーを持つと、自分の車に乗せて都内レストランへ。

そこで先輩の木村拓哉にも紹介している様子から結婚も近いのか？
レストランから出てきた2人は駐車場まで腕を組んで歩き、そのまま山下のマンションに消えた。

先輩に紹介したり同棲している様子から結婚も間近かもしれない。

『…oh…』

がっつり、私とお兄ちゃん。

剛「これ、Aに似てない？」

2人が私を見る。

『…いや、まあ、私だけども…』

上「え、だって、遥輝さんと…」

『いや、だって、お兄ちゃんだもん！』

2「ええ！？」

『もー、ちょっと電話してくる！鈴木さん！ちょっと電話してきます！』

バタバタと出て行く姿に、残された2人。

上「山Pと」

剛「Aが…？」

驚きに包まれる、鎌ヶ谷球場。

職員ロッカーに入って携帯を開くと着信の嵐。
トップは100件近い件数かけて来てるあの人。

『あ、遥輝さん…。もしもし…？！』

電話に出ると、めっちゃ怒ってる様子。

遥「あの写真、俺が買ったワンピース着てたやん！他の男とデートで着たんか！？俺は遊びなん！？」

『えーっと、とりあえず何処からツッコミ入れたら良いのか…。まず、落ち着いてくださいね？
相手は兄です。山下智久と私、山下Aは正真正銘の血の繋がった兄妹です。ここまでいいですか？』

遥「…はああ！？ちょ、なんでソレ先に…、いや、お前の事や、山Pの凄さがわかってへんで伝える事もないと思ったんやな…」

『わあ…、エスパー並の把握ですね。先日から少しずつ兄がかなり凄いんだと少しずつ理解してきたところにダメ押しでよく理解しました。』

遥「…ほんまに兄ちゃんなん？浮気ちゃうやな？」

『本当ですよ、後で何なら写真送りますよ。
…誤解させて、ごめんなさい。後でまた詳しく連絡しますから。他にも連絡しないといけないんで…』

遥「こっちでも噂になっとるから、俺からも言うとく。ええか？」

『ぜひとも。…今度、兄を紹介しますね』

遥「！ん、楽しみにしとる。じゃ、大変やろうけど、頑張りや」

『遥輝さんも午前、荒れて身が入らなかった分、真面目に練習してくださいね。』