遠くて近いII

10th anniversary 写真集1 ページ11

写真集の企画で、メンバーからプロデュースをされる事になりました。

私は旅館での全員撮影のプロデュース。

私をプロデュースするのは、メンバー全員から代表で、リーダーとみちゃこ。
メンバー総意見で、CUTE or SEXYらしい。

男物の白シャツを羽織って、黒の下着を身に付けた格好。

実「めっちゃやばい！いいねぇ！笑」

直「やばい、これ超やばい！笑」

ベッドの上に寝転がって、カメラへ向かって相手を誘う様な手つき。

『ボタンを開けてもらう感じのがいいかな？』

実「リーダーやってやって笑」

リーダーがシャツのボタンを外していく。

『何か、すごいシュール笑』

直「ねぇ、脱がされて笑ってる子いないよ、普通笑」

『だって、リーダーに脱がしてもらうってさ、パパに着替え手伝ってもらってる感じ笑』

実「確かに！笑」

直「誰がパパだ！笑
ほら、ちゃんとする！」

浦田の首に腕を回すと、脱がされて、少し赤い顔と潤んだ瞳を、カメラから視線を逸らして撮る。

『どうどう？それっぽく撮れた〜？』

実「あんた、天才か！笑」

直「これ、全体の写真ちょーだい笑
メンバーに自慢するわ笑」

『自慢にはならんやろ〜笑』

完全にそれの前すぎて多分、非難の電話くると思う…笑

パシャパシャと写真を撮られているAを見ながら宇野ちゃんとおしゃべり。

直「ちょっと、宇野さん、あの子どんだけ成長してんの笑」

実「いや、私もびっくりしたよ笑
いつの間にあんな表情や仕草を…笑」

実直「ま、小林くんだよね〜笑」

直「6年前には恋なんてわかんないなんて言ってたのにね〜」

実「今じゃ、お互いに相思相愛だもんね笑」

直「やることやった後から殊更に可愛くなったもんねー」

実「直也くん、言葉言葉！笑」

みちゃこと直くん楽しそうに話してるなあ…。

カ「Aちゃん！目線、こっちに向けて？」

『(集中、と)』

続けて衣装チェンジで、ツインテールに可愛いうさ耳の着いたもこもこのパジャマに、ぬいぐみを持っている。

『めっちゃ可愛い〜！このパジャマ！』

直「着こなす貴方も可愛いから笑」

『わーい笑』

無邪気に笑ったり、拗ねた表情を見せる。ひたすらに甘い彼女を演じている。

実「流石だよね、あんだけポーズや表情、仕草まで変えられちゃうなんて」

直「さっきとメイクとか服の雰囲気とかもあるだろうけどね」

流石の演技力に見守る側も見惚れる程だった。

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