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「…バレたら怒られるもん」
「一日くらいバレんだろが」
耳に口元がつくくらいまで距離を詰められ、行き場のない手を散々迷って勝己くんの背に回す。
「…泊ってけよ」
「……ズルい、…。」
耳たぶを食んで、吐息の混ざる声が擽る。
普段とのギャップも含めて、そんな声でお願いされたら私の意思なんて連れていかれないはずはない。友人にA組の寮に泊まる旨を連絡した私の手を引く勝己くん。
心なしかいつもよりその手には熱がこもっている気がする。
しばらく、プレゼントがどうのだとかこの年になってすることが子供っぽいだとか、答えの出ないのんびりとした会話をしつつも、壁にぴったりと添えられたベッドに二人並んで座って、何も意識しないわけもなく。
ほんの少し、距離を縮めた勝己くんに、どきりと心臓が高鳴った。
意味もなくスマホをつけてスクロールし曖昧な返事を零すが、友達の了承を伝えるスタンプの後特に何か新着が来ているわけではない。
とうとう言葉少なになって、画面が消えたスマホを勝己くんが奪い取った。
「……A。」
指を絡めるようにして奪ったスマホをチェストにおいて、見上げた私の唇へ触れる勝己くん。
目を閉じてそっと彼の服を掴み、身をゆだねる。
後頭部を支える手はそのままに、そっと押し倒してくれる。ベッドに縫い付ける様に指の一本一本を絡め啄むような甘いキスを落とされ、すぐに体の熱が上がった。
「ふ、ぁ………っ、ん………」
角度を変え、音を立て繰り返されるキス。
唇の隙間から割り込んだ舌が器用に口内を遊んで、ぐちゅりと唾液の混ざる音が脳を甘く溶かしていく。
ようやく離された唇にそっと瞼を開けるといつもより色を含む瞳が私を熱っぽく見つめていて、ぞくりと下腹部が甘く疼いた。
再び顔を近づけた勝己くんは触れるだけの柔い口づけを落とし、薄い唇が頬や耳、首筋に触れ、鎖骨をなぞってくる。
離された右手がぬるりと服の中へ忍び込んで、肩紐と肌の間をくぐる指が撫でるように紐を下へ落とした。そのまま横へと滑る手。
そっと背を浮かせると、ぷつん。という音と共に窮屈さから解放される。それと同時に、これから始まる甘い時間を感じて胸の奥が心地よく締まった。
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Umi(プロフ) - なゆさん» わ〜！！楽しんで頂けてよかったです！こちらこそご覧下さりコメントまで頂戴しありがとうございます…！！ (2021年12月2日 21時) (
レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 終始ときめきっぱなしでした...！！好きです！ありがとうございました！ (2021年11月30日 4時) (レス) @page33 id: 8a48c9aede (このIDを非表示/違反報告)
Umi(プロフ) - 羽凪_9さん» 長いお話をご覧頂き、また私の妄想にもありがとうございます…！！同士様…！！🥺大変嬉しいです！よろしければぜひ、よろしくお願い致します🥰 (2021年11月27日 20時) (レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
羽凪_9(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！主様、分かります…バクゴーはどちらかと言うとかっこいーって感じだけど見れば見るほど…カワイクネ?思ってくるんですよね…ホントもうスンゴイ、分かります！… 、お気に入り作者様に追加させて頂いてもよろしいでしょうか?! (2021年11月27日 17時) (レス) @page37 id: cebfff4930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2021年11月25日 15時
