【刀剣乱舞】 年寄り雪女は審神者になったようで…

参話 ページ4

『それにしても、広くない？此処』

とりあえず私は、コンちゃんをモフモフしながら庭に来ていた。


枯れてしまってはいるが、大分大きな桜の木があったり
水が溜まっていない池があったり
花壇には草がボーボーに生えてしまっていたり

『色々もったいないな』


こんのすけ「初代の審神者様の頃はこの庭もとても美しいものでございました。」

『あぁ、私が三代目なんだっけ？ここの審神者』

こんのすけ「はい……初代はかなりお年を召した方でしたが、とてもお優しい女性のお人でした」

つまり2代目の奴が此処をこんな風にしてしまったのだろう




下の方にやっていた目線を桜の木の方に戻す



桜、か

昔はよく春になったら妖怪仲間で花見をしていた
酔っ払いの相手をするのは骨が折れた記憶がある

でも、すごく楽しかった



私は桜の木の下に行き、手を添える
そして目を閉じ…霊力を……








？「え……どうして桜が」
背後で聞き覚えのない声が聞こえた。

その声はもちろん、私でもなくコンちゃんでもなく、

こんのすけ「加州、殿」




加州清光

確かこの本丸の初期刀……だった気がする

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