こんなモテ期はノーセンキュー.弐倍【鬼滅の刃】

ノーセンキュー.59 ページ20

(不本意ながら)行くのをやめましたよ。私だって無理だろと思って行ったら這ってでも着いて来るんだぜ！？キミのその行動力どこから来るんだよこええよ。





『雀さんと鷹さんに誰か呼んでくる様に言ったからもうちょっと頑張れ』





ゆっくり頷く善逸くん。呼吸をしてるから毒の回りは遅いだろうけど気のせいか手が小さくなってる様に見えるんだよね。鬼を斬っても毒は消えないのか。そんなプレゼントいらないよ返却するわ。





『相槌とか良いから聞いてほしいんだけどさ、善逸くん、ありがとう。私は鬼を斬るキミをちゃんと見たよ。やっぱり善逸くんは強い。そんで、やっぱりキミの壱ノ型が大好きだ』


「...れも...す、き...Aちゃ..の」


『いやだから相槌いらんって。でもそっか。ありがとー』





なんとなく言ってることは分かった。壱ノ型って何であんなに綺麗で真っ直ぐなんだろうね。考えた人を尊敬するレベルにスゴい。





「ゴホッ」





めちゃくちゃ血が出たんだけどどうしよう。拭く物がないんだって。ハンカチ常備してないんだよ私は！！！仕方ない。羽織がハンカチだ。





『(...破くべきだよね)』





ビリビリっとな。まだ着ていたかったけど友達の危機だからね。





『...これで良いか』





今度、手拭いだっけ？を買おう。

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