ノーセンキュー.7 ページ9
_____落ちる直前、私は見た。目が覚める様な金髪が私よりも先に落ちたこと。
『バッ!なん_____』
手が届かないし、何で善逸くんまで落ちてんの!?
て、何だよ!!!普通に着地してんじゃん!!!私への当て付けか!?
『落ち________ヴッ!』
お、痛くない。いや変な声は出たけども。
『...え、あ、善逸くん?キミが助けてくれたんだね!ありがとう!!』
...あれ、反応がないぞ。寝てる?え?寝てんのに私のこと持ってんの?普通起きろよ。
「ンガッ!!!...!?あれAちゃん!?怪我ない!?大丈夫!?」
『おうおう、キミのおかげで怪我一つないよ。ありがとう』
「俺?何もしてないよ?でも怪我がないなら良かった!!」
『いやいやいや。善逸くんが私を横抱きしてる時点で気づけよキミのおかげだよありがとな!!!』
「またまたぁ。俺がAちゃんを横抱きしてるのは何かの偶然だよ」
『お爺さん!!!見てましたよね!?善逸くんが私を助けてたの見てましたよね!?』
「今の善逸に何を言っても無駄だ。わしも何回も言っとるが全然信じない」
『師匠の言葉は信じようぜ!?』
何かの偶然で何で私が横抱きされるんだ。そんな偶然ないからな。あったら恐怖だわ。
『善逸くん、下ろして』
「うん。どうぞ」
『この件は後でしっかりと話すとして、お爺さん。私は今日、何をすればいいんですか?』
「そうだな..._____」
この後の日々は大変だった。筋肉痛になるわ。刀持たされるわ。何か鬼について説明されるわ(案外グロテスクだった)。
善逸くんも私も、ヒィヒィ言いながら特訓した。
時には木に登った善逸くんを私も登ると脅して降りてこさせたり、時には買い物に行ったり(卵は善逸くんが持つよ)して、もう一人の継子には会わずに一年が経って私は15歳になった。
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私(プロフ) - 柱ではない人の元で教わる人のことを弟子といいます。継子ではありません。 (2019年12月17日 23時) (レス) id: 49359375a8 (このIDを非表示/違反報告)
芥子(プロフ) - 怪我をしてない部分を機能停止にするなど、色々ありますが、呼吸法はあくまで鬼の様な身体能力向上なのでそれは違うと思うんですけど… (2019年9月9日 22時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
こんなんでどうですか。サブ - ノーセンキュー2の覚りは悟りではないでしょうか?更新頑張ってください! (2019年9月1日 19時) (レス) id: c950dcde3f (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - 応援ありがとうございます!すみませんすみませんすみません((( そのお話は番外編か本編で入れさせてもらいます。ご指摘、ほんっとにありがとうございました!!! (2019年8月19日 17時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
ナッシ - 応援させていただいてます!!ところで、鼓屋敷で落ちてきた人(主人公ちゃんが助けた人)はどうなったのでしょうか……屋敷から去る時に描写されていなかったため気になりました。教えて頂けると幸いです。これからも楽しみにしています。長文失礼しました。 (2019年8月19日 15時) (レス) id: a8b1121a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年8月15日 20時