こんなモテ期はノーセンキュー【鬼滅の刃】

ノーセンキュー.23 ページ26

あの後は、お爺さんが洗っておいてくれた善逸くんと同じ羽織を着て出発しようとしたが！！！やはり善逸くんが止めて来た！！！
めちゃくちゃ怒られる善逸くん！走り去る私！





『こんな出発式あるもんだね。ね、鷹さん』





未だに「Aちゃあああああああああああああん」って聞こえるけどこれは無視だな。いや悪いとは思ってるけど初の仕事でビビって同期連れて行くのも、入社したてで親連れて行く様なもんだから諦めて。





『北北西の...どこ？』


「..........年中桜ガ咲キ誇ル.....珍シイ町....」


『藤襲山の桜バージョン的な場所だと。桜か...あ、桜餅食べたい』





唐突の桜餅。美味しいよね。

桜餅食べたいなーと思って走り続けること3時間くらい(案外遠かった)。目的地に着いた。





『蝉の声聞こえるのに桜咲いてるって不思議だな...！？だ、だっだだだだ大丈夫ですか！？』





桜の根元で倒れてる人発見。しかもショタ。これはアレなのでは？私が怪我させたと勘違いされるやつでは？





『ショタくん！！ショタくん、目を覚まして！？』





名前分かんないからショタくん呼びになったけど、結構ヤバい奴だな私。





「..........っ、」


『ゆっくりで良いから喋ってごらん』


「....た..」


『ん？』


「お、なか..空いた....」


『ごめんよ！私、どこかのヒーローみたいに頭千切ってはい、どうぞ出来ないんだ！！！』





ちゃんと頭の中身はあんこじゃなくて脳みそが詰まってる。

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