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？「本当に大丈夫なんだな？」
主「ホントありがとう。もう大丈夫だから。」
俺を助けてくれたのは伊黒さんだった。
伊黒さんとは俺が鬼殺隊に入る以前から面識があった。
普段はネチネチした性格だし初対面の時は心底印象が悪かったのを覚えている。
でも話す内に段々仲が良くなり、今となっては友人のような間柄だ。
まあ俺が伊黒さんとここまで仲良くなれたのは俺が"姉さんの弟だから"っていうのが大きいだろうが...
幸いにも、あの場所から藤の宿までそう遠くなかったため、今は伊黒さんと宿泊している。
伊「お前が鬼殺隊に入ったと聞いた時は驚いた。」
複雑そうな顔をして頭を撫でて来られると友人というより兄弟の様にも思えてくる。
胡蝶さんや伊黒さんは腕力があまり無いのにそれでも柱になれる程の絶え間ない努力と打ち勝つ志しを持っている。
姉さんの様に悩み苦しんでいた特性もそれを自分の強みとして今に活かしている人もいる。
本当に凄い。
俺はそんな人達に憧れを抱いている。
口数も食事の量も少ない伊黒さんと宿に泊まると時間がゆっくり過ぎる様な感覚になる事を知った。
静かにゆっくり過ごせた為、次の日にはもう脚の痛み以外は万全になり、朝一番に宿を出た。
何故あのタイミングで伊黒さんが俺の所まで来れたのか、話を聞いた。
グイグイと問い質す俺に痺れを切らした様に話す。
伊「鴉をAの方へ寄越し、ここ数日様子を見させていた。嫌な予感がして...」
主「おかげで助かった。あのまま誰の助けも来なかったら今頃どうなっていた事か。」
このままでは駄目だな。強くならなければ...
伊「今回の鬼はそこそこ喰っている鬼だった。そうゴロゴロと出るようなものでもない。」
心の内を悟ったのか、伊黒さんはまた頭を撫でた。
＿＿＿伊黒さんは別れ際に御守りをくれた。
俺が鬼殺隊の隊士として正式に決まったと聞いた時に用意してくれたらしい。
藤の香が微かに感じとれる。
この日、俺は姉さんだけではなく、1人でも多くの人を護ろうとそう決心した。
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Ｋ太(けいた)(プロフ) - 星兎★@投稿絶賛サボり中さん» ありがとうございます！！！コメントめちゃくちゃ嬉しいです(好き)星兎さんのコメントを糧に精進します(´∇｀)何かと不足している部分の多い作品であるとは思いますがこれからもお付き合い頂けると嬉しいです (2020年9月22日 0時) (
レス) id: 32e17b75db (このIDを非表示/違反報告)
星兎★@投稿絶賛サボり中 - コメント失礼します！好きです！(突然すみません）続きがすっごく気になりまs((応援してます！これからも頑張ってください！ (2020年9月19日 18時) (レス) id: 2606609848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｋ太(けいた) | 作成日時：2020年8月4日 1時
