#家族 ページ46
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ある日の昼下がり。
トリプルカイトの勉強をモノクロが教えている時。
(くらを如恵留が。ダブルカイトを私が。)
ちゃかが私に質問をしてきた。
宮｢姉さん。｣
『ん？』
宮｢姉さんの家族の話…聞いていい？｣
まさかそう来るとは思っていなかった。
ちゃかの発言から、注目が一気に私へと集まった。
『…いいよ。』
宮｢でも、無理に話さなくても、｣
『いつかは言わないとって思ってたから。
そのいつかが今日になっただけ…長くなるけどいい？』
宮｢もちろん。｣
如恵留とトリプルカイトが見守ってくれている中で、
昔の事を思い出しながらぽつりぽつりと話を始めた。
『1994年、12月3日。化野Aはこの世に性を受けた。強く優しく美しく。そんな子に育って欲しいって事でAって名前を貰ったの。私のママはね、私が生まれた時からジャニーズに入所させるつもりでいたんだって。にぃには賛成して、パパも初めは大反対してたんだけど結局ママの圧力に負けて私の事を事務所に入れるって事で家族で決めたの。』
なんだか、凄く懐かしい気持ち。
思い出されるのはあの頃の…幸せだったあの頃。
『ママはすっごく天真爛漫で、良くも悪くもうるさい人だったよ。でも私やにぃにの事になると急に真面目になって時たま本気のトーンで怒ったり、色んな事を教えてくれたの。ここはこうしなさい。とかこうすれば人は嬉しい。とかね。』
ママもパパといる時はいつも幸せそうな顔をしてた。
夫婦の仲はどこの誰よりも良かったと思ってる。
『パパは一家の大黒柱だった。威厳もあったしもちろん強さもあってその中に隠しきれない優しさが滲み出てた。悪い事をしたら悪いってすぐ言ってくれて善悪の区別は小さい頃に付けてもらった。だから正しいことは正しいって分かるようになったの。』
ママといる時のパパはいつもの威厳がなくて、
威厳の代わりに幸せさを纏っていた記憶がある。
『にぃには小さかった私を導いてくれた存在だった。いつどんな時でも私の前を歩いてくれて、石橋を叩いてくれた人だった。私がこれしたい！って言った時は応援して、大会がある度に見に来てくれた妹思いの最高のにぃにだったの。』
一緒に手を繋いで歩いた小さい頃が鮮明に思い出された。
あの時は世間がよくわかっていなくて楽しかったなぁ。
『…でもね、悲劇はここからなんだ。』
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川島はみん(プロフ) - かいちん♪さん» かいちんさーん！！！楽しんでもらえて本当に嬉しいです！！！これからも頑張っていきます！！！ (2022年9月28日 6時) (
レス) @page29 id: 9084204f13 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - きゃーーー（≧∇≦）いつもいつもワイワイしてる8人なのに、キュンキュンあり、笑いあり、この作品楽しくてたまりません(≧∀≦) 中でものえしの大好きです！ (2022年9月26日 22時) (レス) @page28 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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