桜吹雪 ページ4
大広間には、もう全ての人が揃っていた。
どうやら僕達で最後だったらしい。
燭「おはよう、Aちゃん！
昨日はよく眠れた？」
『……』
早速話しかけられた…。
返事をしようとしても、心臓がバクバクして上手く言葉が出ない。
何とか落ち着けようと手を握っていると、ととさまと小豆さんが心配そうに僕を見つめる。
烏「A？」
小豆「大丈夫かい？呼吸が乱れているが……」
燭「えっ、大丈夫！？ご飯食べられそうかな…？」
杵「何だ？どうした？」
五「Aさん、どこか悪いんですか…？」
いつの間にか、騒ぎはどんどん大きくなっていた。
違う……違うのに…。
どうしても言葉が出なくて、口を必死に動かそうとしていると、僕の頭に誰かの手が乗った。
烏「皆、一旦静まれ。
A、お主は子らに言いたい事があるのだろう？
焦らず、落ち着いてゆっくり話せ。」
ととさまがそう言ってくれたお陰で、辺りは静かになって、僕の呼吸も落ち着いてきた。
『……』
烏「………言えそうか？」
『……うん。』
僕は、光忠さんと歌仙さん、そして人間の方を向いて、ゆっくりと話した。
『……お部屋とか…僕の怪我を治してくれて……ありがとうございます…。
燭……み、光忠さんと歌仙さんも…僕なんかの為に、美味しいご飯を作ってくれて……ぁ、ありがとうございます…』
言い終わった時、辺りは静まりかえっていた。
でも、次の瞬間、光忠さんと歌仙さんからは大量の桜が舞い、人間は鼻から血を出して倒れていた。
『！？！？！？』
長谷「ああああああああるじ！？」
巴「主、これを使うといい。」
五月「あぁ、ありがとう…！」
鶴「光坊！？歌仙も落ち着け！」
『えっ……あの…ぼ、僕、何か悪い事言ってしまいましたか…？』
小豆「これは嬉しくてこうなっているから、気にしなくても良いよ。」
烏「今日も子らは元気だな。」
『……………』
不思議な人達…。
僕もいつか…この暖かい輪の中に入れるかな……。
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紅桜 - snow＊flowerさん» ありがとうございます！！！五月雨さんは苦労人(笑)ですからw 仰る通り、少しだけ「繰り返し一粒」を混ぜて、あとは「オレンジ」も混ぜてます！ (2018年7月9日 0時) (
レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
snow＊flower(プロフ) - とっても面白いです！五月雨さんの扱いが…wwあと、ボカロは「繰り返し一粒」ですか？ (2018年6月24日 1時) (レス) id: c02c4a7c7b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 瑠璃さん» 面白いと言っていただけて光栄です…！ありがとうございます！！！ (2018年1月30日 21時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが楽しみです。 (2018年1月30日 20時) (レス) id: e9bbc75aa1 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - アップルパイの信者さん» どうもです！嬉しいお言葉をありがとうございます！！！桜華丸がどうなるか、是非とも楽しみにしててください！ (2018年1月29日 3時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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