お手伝い ページ17
燭「じゃがいもはこんな感じに切るんだよ。」
『こう…ですか…？』
歌「手を切らないように気を付けるんだよ。」
『はい…！』
僕はととさまに勧められて、厨で光忠さんと歌仙さんと一緒に夕餉の準備をしていた。
今日の夕餉はかれーらしい。
光忠さんに教えてもらいながらじゃがいも等を切り、歌仙さんと一緒にお米を研ぐ。
二人は何かと褒めてくるから、ちょっと恥ずかしかったけど……でも、結構上手に出来たと思う。
燭「よし！後はかき混ぜて、煮込んだら完成だよ！」
歌「Aも少し混ぜてみるかい？」
歌仙さんはそう言って場所を空けてくれたから、おずおずと近付いてお玉に手を伸ばす。
僕は身長が低いから、背伸びしてぎりぎり混ぜられる感じだった。
『……』
少し困っていると、途端に視界が高くなった。
吃驚して振り返ると、後ろでは歌仙さんが微笑んでいた。
歌「少しやりずらそうだったからね。
これなら混ぜやすいだろう？」
燭「良いなぁ。僕もAちゃんを抱っこしてみたい！」
『ぁ、ありがとうございます…』
一生懸命、美味しくなるように祈りながらかれーを混ぜる。
するとそこに、見習いがやって来た。
見「あっ、Aちゃん、こんな所にいたのねぇ♪
今からぁ、私と一緒にお話しない？
光忠さんと歌仙さんもぉ、良ければどうですか？」
『……ぅ…』
見習い濁った霊力のせいで気持ち悪くなって、側にいた歌仙さんの服を掴むと、歌仙さんは僕に見習いが見えないように抱え、光忠さんに何か囁いて出口へと向かった。
見「えっ！？ど、何処に行くんですかぁ？」
歌「ちょっと用事を思い出してね。
悪いけど、僕達は行くよ。
燭台切も早く来てくれよ。三人じゃないと絶対に終わらないからね。」
光「あぁ、すぐに行くよ！」
見「なっ、なら、私がお手伝いしますよぉ！」
歌仙さんは見習いの言葉を無視して、すたすたと廊下を歩いていった。
それにしても、用事って何だろう……。
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紅桜 - snow＊flowerさん» ありがとうございます！！！五月雨さんは苦労人(笑)ですからw 仰る通り、少しだけ「繰り返し一粒」を混ぜて、あとは「オレンジ」も混ぜてます！ (2018年7月9日 0時) (
レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
snow＊flower(プロフ) - とっても面白いです！五月雨さんの扱いが…wwあと、ボカロは「繰り返し一粒」ですか？ (2018年6月24日 1時) (レス) id: c02c4a7c7b (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 瑠璃さん» 面白いと言っていただけて光栄です…！ありがとうございます！！！ (2018年1月30日 21時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - めっちゃ面白いです！続きが楽しみです。 (2018年1月30日 20時) (レス) id: e9bbc75aa1 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - アップルパイの信者さん» どうもです！嬉しいお言葉をありがとうございます！！！桜華丸がどうなるか、是非とも楽しみにしててください！ (2018年1月29日 3時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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