いつかめ ページ5
「ン、いい子」
必死で首を縦に振る私を見下ろし、心底愛おしくてたまらない…とでも言いたげな最上級の甘い笑みを湛え、髪の毛をすくように頭を撫でるショッピくん。
「…
「あ…でも今は、お腹空いてない…から、」
「食べてくれないと体壊しますよ？そうなると俺が悲しいです」
「…なんで」
「あなたは俺の居場所じゃなくちゃ、なので」
「(…また、"居場所"…)」
どうやら彼は、"居場所"と言う言葉が随分とお気に召したようだ。彼からその言葉を囁かれるだけで、私はたちまち彼の
「(…ああ、単純で莫迦な私が嫌いだ)」
だって、
「(こんな私でも誰かの居場所になれるなら…なんて考えてる。)」
「ほら、連れてくんで首に腕まわして下さい」
無闇に逆らわない方がいい…とさっきの威圧感で学習した私は、恐る恐る彼の言う通りに腕をまわす。
「んしょ」
「わっ…！」
すると、あっという間に下から私の肩と膝裏に手を入れて、持ち上げられる。
少しふっくらとした体型の私を軽々と持ち上げて歩くあたり、細身でもしっかり筋肉はあるんだなぁ…と意識させられる。
「(…顔が近いからこの体制そんなに好きじゃないな…くそ、不覚にもときめいてしまった)」
…だってイケメンなんだもん！！！！！！！
女の子なら誰しもが憧れるシチュエーションで、しかも抜群に顔がいい。身長高いし。
……いや、誰でもときめくでしょこんなの！不可抗力ですー！！！！！
「お、
「…はっ」
ぼんやり整った彼の横顔を見ていれば、気づいたらダイニングについていたようだ。
長めの中華っぽい模様の描かれたくすんだ赤色のテーブルには、美味しそうな日本食が湯気をたてて、2人分並んでいた。
「…日本食、作れたんですか？」
「Aが気絶してる間にちょっと。」
「…やっぱ、よく分からん中国の味より知ってるニホンの味の方が安心してくれるかなー、って」
「…！あ、っと…
「！」
なんとなく覚えていた、確かありがとう的な意味の中国語を言ってみると、彼は吃驚したような、嬉しそうな顔をした。
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ロト - utさんと恋バナっすか､､､､良いっすめちゃくちゃ良き！！！ 夢主ちゃんカワユス！ (12月8日 0時) (
レス) @page25 id: 41e3ad35b2 (このIDを非表示/違反報告)
ロと - いいっすねぇ！！！めちゃくちゃ好きです！！ (11月26日 15時) (レス) @page19 id: a5e85f110a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏恵 | 作成日時：2023年11月19日 21時
