にじゅういちにちめ ページ24
「話したいこと……？」
「でもショッピに聞かれるとまずいんよな…」
「んあー……めんどくせぇけど盗聴器探すか。Aちゃんは何もせんで待っとっててくれや」
そう言ってぐちぐちと悪態をつきながら家の中を漁り始めた鬱さん。
流石に玄関で待つのもな…と、ダイニングのテーブルに座る。
しばらくすると、
それを床に投げて足で潰し、私の横に座る。
「ここなら監視カメラもあるし、なんかいかがわしいことしてるって疑われへんしな」
「はぁ………」
…まぁそれはありがたい。
雰囲気からして、神妙な話なようだ。
「…Aちゃん」
「はい」
「Aちゃんはショッピくんのこと、実際どう思ってるん？」
「……え？」
「ちょっと恋バナしようや嬢ちゃん」
恋バナ………
恋バナ！！！！？？？？！
そんな気持ちが全て顔に出てしまっていたのか、プルプルと肩を震わせる鬱さん。
笑い事じゃない。大問題なんですけど…
ひとしきり笑い終えたのか、また話を切り出してくる。
「"居場所"意外になんかないん？ここが好き〜とか、ここがかっこいい〜とか」
「……そ、んなことを言われましても…」
生憎こちらは恋愛経験ゼロなのだ。そんなことわかるわけがあるまい。
…まあ若干、居場所という言葉で無理やりこの環境に納得している感はあるし、胸のあたりのじくじくもおさまってはいない。
「ふむ、具体例を挙げてみるか…」
「いやっ、そこまでしなくても…」
「やってショッピが可哀想やと思わん？」
「…え？」
「あんなにAちゃんに入れ込んで、すきすき言うてんのにその相手から愛は返ってこないんやで？」
「いやまあショッピなら一方通行でもええんやろうど…」
一方通行の愛情。
何だかその言葉が、ひどく印象に残った。
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ロト - utさんと恋バナっすか､､､､良いっすめちゃくちゃ良き！！！ 夢主ちゃんカワユス！ (12月8日 0時) (
レス) @page25 id: 41e3ad35b2 (このIDを非表示/違反報告)
ロと - いいっすねぇ！！！めちゃくちゃ好きです！！ (11月26日 15時) (レス) @page19 id: a5e85f110a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏恵 | 作成日時：2023年11月19日 21時
