紫色的内心.3 ページ21
「ふーん、アンタが…」
伝えられた場所に着いた時、もうすでに俺の優秀な部下によって拷問が終わっており、瀕死の状態になっていた。
顔は原型がなくなるほど殴られたのか、歪んでいる。
「ハジメマシテ…ですっけ？どーも、Aの未来の夫のショッピです」
「…ふざけ、るな」
「至って真面目ですよ」
こちらがせっかく名乗ってやったというのに…
これだけ拷問されて、情報を吐かせるだけ吐かせたはずなのに、まだ偉そうにしているとは。
「というか、アンタもう親権ないくせによくもまぁAのことを娘って言えましたね」
「……誰が、何と言おうと…あいつは俺のものだ」
「………気ぃ悪…Aはモノじゃないんですけど」
「(久しぶりだ…こんなに腹が立ったのは。)」
こいつはAのことをただの道具として見ている。
俺という幹部が、Aのことを気に入ったので利用しようとしたのだろう。
全く腹が立つ。
「もう離婚して、そっちから親権手放したくせに何言うてるんですか？」
「俺が…Aの父親だということに変わりはない…」
「ハイハイ、"元"父親な」
もう会話していても埒が明かない。こんな奴さっさと殺して家に帰ろう。
「俺を……殺していい、のか……」
「…っはは、残念やけど、Aはアンタのことなんて微塵も覚えてないと思うで？」
「じゃあな、
銃声が一発、中国の夜の闇に溶け込んで消えていった。
「
部下にそう告げ、踵を返す。
今回は返り血を浴びずに済んだ。このまま帰って抱きついてもバレなさそうだ。
「A、今何してるんやろなぁ…」
きっと俺が帰ってこなくて寂しく思っているんだろう。
早く帰って、一緒の時を過ごしたい。
「なら早よ帰らんとな」
さっき殺した男の名前なんてもう忘れて、血生臭い場所を後にした。
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ロト - utさんと恋バナっすか､､､､良いっすめちゃくちゃ良き！！！ 夢主ちゃんカワユス！ (12月8日 0時) (
レス) @page25 id: 41e3ad35b2 (このIDを非表示/違反報告)
ロと - いいっすねぇ！！！めちゃくちゃ好きです！！ (11月26日 15時) (レス) @page19 id: a5e85f110a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏恵 | 作成日時：2023年11月19日 21時
