いちにちめ ページ1
頭が痛い。
少しの寝苦しさを感じ、寝返りをした。
隣で何かがもぞりと音を立てた気がしたが、気のせいだろう。
頭が痛い。
あまりにも頭が痛いので、頭痛薬を飲もうと思い瞼を持ち上げた。
朝特有の眩しさに目を閉じそうになるものの、なんとか目を開ける。
「
「…え？」
…となりに、しらないひと。
頭に疑問文が幾つも浮かぶ。
この人は誰？今喋ったのって何語？ここは何処？てかなんで一緒に______
寝てる？
その3文字が頭の中に浮かんだ途端、ついさっき浮かんだ疑問文が一瞬で消え去った。
バッと布団を捲り、下半身を確認する。
「(あ、布団の手触りめっちゃいい…じゃなくて！！！)」
お互いにしっかりと服は着ていた。しかもちゃんと上下のパジャマ。それにホッと息をつく。
「…
「わぁあ！！！」
ほっとしていたのも束の間。そうだ、この人誰！！！？
「てか、もしかして中国語…？」
「ン、
「あ、大学のレポートで少し…」
「へぇ、…ちなみにどのくらい分かるンですか？」
「えっと…もう殆ど覚えてなくて…響きとかで気づいたっていうか…」
「ああ、…
何ブツブツ言ってるんだろう……ってだから違う！！
「っあの！どこですかここ…！！私、仕事行かなきゃなんですけど…！！」
「貴方が誰かも知らないし…」
そんな私の問いかけに、彼はああ、そういえば…デスネ。と言って少し辿々しい日本語で話し始めた。
「ここは中国で、俺の家です」
「Aの仕事は、昨日俺が会社に話して辞めさせました。……ので、今、Aが行く仕事はない、デス」
その言葉に、頭から冷水を浴びたような気がした。
「…は？」
「ちなみにあなたに仕事辞めさせていいかどうか聞きましたよ。合意です」
「いやいやいや…は？」
「んふ、
何、言ってるんだこの人。居場所？私が仕事を辞めたいと望んだ…？？？
ああもう、頭が痛い。
…暗転
__________________________
「
「
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 361人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロト - utさんと恋バナっすか､､､､良いっすめちゃくちゃ良き！！！ 夢主ちゃんカワユス！ (12月8日 0時) (
レス) @page25 id: 41e3ad35b2 (このIDを非表示/違反報告)
ロと - いいっすねぇ！！！めちゃくちゃ好きです！！ (11月26日 15時) (レス) @page19 id: a5e85f110a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏恵 | 作成日時：2023年11月19日 21時
