第7話 ページ8
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三 ｢おっはよー！雪宮！｣
『はよ、三奈、透。』
透 ｢さあAちゃん！
昨日の男の子のこと話してもらうよ！｣
『やっぱり。』
教室に入ると、ドアの前で待ち構えていた三奈と透。
何を言うかと思えば昨日迎えに来てくれた千冬の話だった。
『あの子は後輩だよ、不良の頃の。』
三 ｢ふんふん、男の子が年下のやつね。｣
透 ｢不良カップルってヤツ！？｣
『や、あの、付き合ってないんだけど、』
透 ｢あれで！？｣
三 ｢絶対男の子雪宮のこと好きだよ！！！｣
『あの子に限ってそんなことないよ〜。』
そう話しているうちに朝のHRのチャイムが鳴った。
…そういえば、なんで急に迎えに来てくれたんだろ。
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麗 ｢Aちゃんすっご！それって特攻服？やよな？｣
雄英高校ヒーロー科は午前中は普通の授業だけど、
午後からはヒーロー基礎学という特別な授業がある。
今日の講師はオールマイト。
今日行われるヒーロー基礎学は、｢戦闘訓練｣。
それぞれのコスチュームを持って更衣室へ行き、
1番に着替え終わったところでそう声を掛けられた。
『そ。色んなコス考えたけど、やっぱりこれが1番だった。
刺繍を入れてないからシンプルになっちゃったけどね。』
麗 ｢かっこよ〜！｣
蛙 ｢Aちゃんによく似合ってるわ。｣
『嬉しいこと言ってくれるね。
そんなこと言ったら、皆似合ってるじゃん。』
女子みんなで話をしながら更衣室を出てグラウンドに。
八 ｢雪宮さん、サラシ苦しくありませんか？｣
『だいじょぶ〜。ヤオモモ寒くないの？』
八 ｢私は大丈夫ですわ！ご心配ありがとうございます。｣
耳 ｢2人揃ってウチの方向かないでね。｣
｢？？？｣
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全員が揃ったところで戦闘訓練が始まる。
戦闘訓練と言っても、タイマンじゃなくてチームで行うらしい。
飯 ｢先生！このクラスは21人なので1人余ってしまいます！｣
オ ｢うん、そうだね！だから1番実力のある雪宮少女は
最後にくじを引いて書かれてあったチームに入る事にしている！｣
『している、って聞いてないんだけど。』
オ ｢わざと言わなかったのだよ！
君のことならくじに小細工加えると思ってね！｣
『どんなイメージ持ってんの。』
三奈から順番にくじを引いていく。
20人全員が引き終わって、ついに私の番。
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