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ver.川島
『せんせー、わかんない』
川｢自分で考えようとしたの？｣
『したけどわかんないの』
川｢ちょっと待ってて。｣
今日は補習の日。
あ、赤点取った訳じゃないよ？
進んで勉強しに来ただけ。
『しめ？』
七｢ねえここ分かる？｣
『あ〜、これね。これは』
隣に座るしめは赤点。
課題をやらされてるみたい。
赤点の課題なのにこんな簡単でいいのかな？
七｢あ！分かった分かった！｣
『そうそう、そこでこの式を代入すると、』
七｢出来た！｣
『じゃあ次の問題も解けるよ。』
しめの方の解説ばっかりしていて
目の前に座っているせんせーに気づかなかった。
川｢しめの解説が出来て自分の問題が分からないなんて、｣
『だって、考えても分かんない。』
川｢数は違うけど、応用の問題だよ。使う公式も同じ。｣
『ほんとに？』
川｢教えてあげるから。｣
うそ。問題が解けないなんて事ない。
せんせーと話がしたくてわざと分からないふりをする。
気を引きたい、少しでも近い距離で話したい。
川｢あ、しめ終わった？｣
七｢終わりました！部活行っていいですか？｣
川｢うん、行っておいで。｣
しめは補習が終わり、部活へ行った。
教室に残ったのは私とせんせーだけ。
少しの静寂が訪れたと思ったのも束の間。
川｢ねぇ、この問題ほんとは解けるでしょ。｣
『なんで？』
川｢だってテストで解けてたじゃん。｣
『…気づいてたの？』
川｢逆に気づかないとでも思ってたの？｣
基本黒い存在にならないせんせーは、
私の前だけは少し荒い口調で話をしてくる。
川｢補習も要らないんじゃないの？
Aみたいな賢い子にする補習は勉強じゃない。｣
『ちょ、せんせ？』
川｢こういう事をして欲しかったんじゃないの？｣
せんせーは私の唇を優しく親指で撫でた。
思っているより、せんせーの方が想いは強い。
川｢Aの思っている通り、
俺の方がAに対する想いは強い。
でも、誠実な想いじゃないとしたら、どう思う？｣
『誠実な想いじゃない？』
川｢俺が教師としてじゃなくて、ってこと。｣
せんせーはゆっくりと顔を近づけて私の唇を奪った。
ここがどういうところなのかを知っているはずなのに。
『如恵留せんせ、バレちゃう。』
川｢そっちの方が都合いい。｣
今日もそうして秘密の授業を受けている。
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かいちん♪(プロフ) - 楽しみに待ってます！よろしくお願いします！ (2023年4月30日 17時) (
レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
川島はみん(プロフ) - かいちん♪さん» ありがとうございます！！！もしも編を作成させていただきます！少し長編でそれぞれのバージョンを作ります！ご期待に添えられるかは分かりませんが、少しお待ちください！ (2023年4月30日 17時) (レス) id: 9084204f13 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 取り上げ、盛り上がる…というお話をお願いしたいです。立て続けにすみません。機会があれば、よろしくお願いします！ (2023年4月27日 22時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - またまたすみません。この作品が本当に面白いのと、8人のわちゃわちゃ感が本当に大好きです！元太くんが『もしも塾』に出演されましたが、その「もしも」にちなんで、8人のなかで「もしも○○が△△だったら…」的なもしもシリーズを、雑誌やYouTubeの企画として (2023年4月27日 22時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
川島はみん(プロフ) - かいちん♪さん» ありがとうございます！！！ご期待に添えられたかどうかは分からないですが楽しんでもらえて何よりです！これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 6時) (レス) id: 9084204f13 (このIDを非表示/違反報告)
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