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ver.松倉
『…？松倉先輩、どうかしたんですか？』
倉｢えっ？｣
『ずーっと1点ばかり見つめて、
まるであそこに何かがいるみたい。』
倉｢ああ、振り付け思い出してた。｣
俺の顔を不思議そうに見つめるA。
今はペアでのダンスの振り付けを考えてた所。
たまたまダンス教室で一緒になった言わば後輩。
倉｢なんかいい振り付けある？｣
『ん〜、全部松倉先輩に丸投げしようとしてました。』
倉｢おい。｣
『松倉先輩の踊ってる姿、小さいけどかっこいいから。』
倉｢褒めてるのか貶してるのかどっちかにしろ。｣
少し生意気な所はあるけど、
俺より圧倒的にダンスが上手い天才。
そんな子とペアになれたのは、俺が先生に頼んだ必然。
Aが好きだからとか、本音は言えないけど。
吉｢捗ってるか？｣
『あ、しずとしめ。』
七｢いつになったら先生って呼ぶようになるんだよw｣
『そのうち。それより他のペアは？』
吉｢見てみろ。お前ら2人と並ぶ実力が他に2ペア。｣
そうやって先生たちが指さす方向を見ると、
俺の同期2人と俺の幼馴染とAのお兄ちゃん。
ここがペアで組んでいたみたいだった。
『へ〜、お兄ちゃん元太となんだ。』
倉｢海人たちもペアなんだね。｣
『ボコボコにしたいな〜。』
吉｢楽しみにしてるぞ！｣
そう言って別の所へ行った。
するとさっきの4人が一気にこっちへ来た。
中｢へ〜、ここでペアなんだ。｣
『先輩こんにちは〜。』
宮｢いい勝負が出来る事、楽しみにしてる。｣
元｢助けてA！お前の兄ちゃん鬼！｣
川｢鬼にでもならなきゃ元太が本気出してくれないもん。｣
今いる6人で勝負をして欲しい先生たち。
嫌なわけじゃないけど、どこが勝つかは分からない。
川｢でもA良かったね。松倉と一緒なんて。｣
『ちょ、お兄ちゃん！』
倉｢え、どういう、｣
中｢一旦戻ろ！じゃないとAに負ける！｣
宮｢だね。じゃあまた後でね。｣
嵐の前の静けさが突如としてやって来た。
倉｢さっきの、｣
『迷惑でした？先生に同じペアになるように頼んだの。』
倉｢何も迷惑じゃない。だって俺も同じ事頼んだもん。｣
『うそ、』
倉｢ほんと。｣
『…今だけ先輩の胸借りて泣いていいですか？』
倉｢いつでも使えよ。｣
俺は優しくAを抱きしめた。
この幸せを噛み締める為に。
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かいちん♪(プロフ) - 楽しみに待ってます！よろしくお願いします！ (2023年4月30日 17時) (
レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
川島はみん(プロフ) - かいちん♪さん» ありがとうございます！！！もしも編を作成させていただきます！少し長編でそれぞれのバージョンを作ります！ご期待に添えられるかは分かりませんが、少しお待ちください！ (2023年4月30日 17時) (レス) id: 9084204f13 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 取り上げ、盛り上がる…というお話をお願いしたいです。立て続けにすみません。機会があれば、よろしくお願いします！ (2023年4月27日 22時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - またまたすみません。この作品が本当に面白いのと、8人のわちゃわちゃ感が本当に大好きです！元太くんが『もしも塾』に出演されましたが、その「もしも」にちなんで、8人のなかで「もしも○○が△△だったら…」的なもしもシリーズを、雑誌やYouTubeの企画として (2023年4月27日 22時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
川島はみん(プロフ) - かいちん♪さん» ありがとうございます！！！ご期待に添えられたかどうかは分からないですが楽しんでもらえて何よりです！これからもよろしくお願いします！ (2023年4月19日 6時) (レス) id: 9084204f13 (このIDを非表示/違反報告)
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