虎のところの愛され姫10【TJ】

#もしも@リクエスト ページ40

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ver.七五三掛





(もしも七五三掛と兄妹だったら)





今日はお兄ちゃんが居るグループ、Travis Japanのライブにお忍びで向かっています！誰にも言っていないしスタッフさんはなんて言うんだろ、グル？なんだ。





『やっぱりこのライブの感じ、好きだなあ。』





この日の為に色んな可愛い子がもっと可愛くしたり、かっこいい子がもっとかっこよくなったりする。それが好き。





自分でチケット取って、会場へ向かう。そこに書いてある文字はなんと｢アリーナ｣。絶対バレる。でもいいか。





隣の席の子も1人で来たのか少しオドオドしていた。あ、お友達になりたい欲がいっぱいになってきた。話しかけちゃお。





『こんにちは！』


｢こ、こんにちは！｣


『誰推しですか？』


｢七五三掛くんです！｣





お！お兄ちゃん推しみっけ！





『そうなんですね！私は宮近くんなんです！』


｢そうなんですか！仲良くさせてください！｣


『もちろんです〜！』





初めてファンのこと話した気がする。するとほんのり色がつき始めるペンライト。途端に会場の明かりが消えた。





『やっぱりかっこいい…』





ライブが始まってすぐ。アリーナのすぐ近くをちゃかくんが通った時だった。





宮｢！！！｣


『(ナイショにして！)』


宮｢(分かった！)｣





ちゃかくんがとてつもない笑顔でこっちを見た時の会場の揺れ具合は凄かった。アイドルって素敵な仕事だな。





すると入れ違いでやってきたお兄ちゃん。こっちを見るなり狐につままれたような顔をして隣のお兄ちゃん推しの子と同時にファンサをしてくれた。





『お姉さん！やったね！！！』


｢はい…！もう幸せです！｣





あっという間にライブが終わり、帰ろうとしていた時にスタッフさんに声を掛けられた。





｢宮近くんがお呼びですが、｣


『(ちゃかくんが？)お邪魔してもよろしいですか？』


｢もちろんです！ご案内しますね。｣





お兄ちゃんが呼んでくると思ってたけどちゃかくんだったとは。如恵留くんにも閑也くんにも会いたいな、





『失礼します！七五三掛Aです！』


川｢え！？Aちゃん！｣


吉｢来てたん！？気づかなかったわ。｣


宮｢俺気づいてたもんね！ファンサしたよね！｣


『うん！ちゃかくんかっこよかった！』


七｢A、お兄ちゃんになんか言うことない？｣





あ、珍しくめっちゃ怒ってる。

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