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9.(優太Side) ページ9

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優太side







「「「「「キャーーーー」」」」」









割れんばかりの黄色い声、、、




それは俺に向けて、、


ではなく、学年人気ナンバーワン(らしい)あいつに向けてだ。






Aによると、かっこいいし運動神経抜群だけど、

それだけじゃなく何よりも優しい、らしい。




ふとAを見るとあいつの方をずっとキラキラした目で見ている。








ほんっとすぐ顔に出るんだよなあほんと。




昔からずっと一緒にいるからだいたい考えてることはわかる。







「おい!ぼーっとしてんなばーか」





『は!ぼーっとしてなんか、、、』









なんて言いつつ、ずっとあいつ見てんじゃん。







「してんじゃん(笑)わかりやすすぎだから」





『ちょっと黙って』








俺の方をチラッと見て睨んで、また目線を戻す。








俺は、、、ずっと前からAのことが好き。



でも、Aはあの学年人気ナンバーワンのあいつのことが好き。



本当はこいつが誰かと上手くいくように後押しなんてしたくないんだけど、







『かっこいい、、、』







あいつを見てるとき、ほんっと幸せそうな顔すんだよなあ。

だから俺はこの顔を隣で見れるだけで今はいい。






優太Side end








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作者名:らて | 作成日時:2019年3月21日 18時

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