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「Aー、起き__ __ぃ」
遠くから声が聞こえる。
『んー、もうちょっと.....』
お願い。あと少しだけ寝かせて。
「おーい。こらっ起きなさい‼A‼」
『はっはい!!!!』
大きな声で名前を呼ばれ、目が覚めた。
「全く、いい加減1人で起きなさいよ。私が一緒に住んでなかったら、遅刻よ。ち・こ・く‼」
『ごめん茜ちゃん。反省してます。』
大きな声で私を起こしたのは、一緒に住んでいるマネージャーの茜ちゃん。
朝が弱い私をいつも起こしてくれる。
「今日はCMの撮影で朝早いって言ってたでしょ!昼からは薄ミュの稽古もあるし、早く準備してよね。朝ごはん出来てるから。」
『はーい』
芸能界に入って半年、仕事も少しずつ貰えるようになってきた。
これも、朝からお母さんのように世話を焼いてくれる茜ちゃんのお陰だ。
茜ちゃんが居なかったら、事務所にも入れてなかったし、こうやってお仕事を貰うことだって難しかったかもしれない。
茜ちゃんのことについて語りだしたら、長くなると思うから
またいつか、語ろうと思う。まずは、準備しないと、また茜ちゃんに怒られる
準備をしてリビングに行くと
「ほら、食べちゃって」
バランスの良い朝ごはんが美味しそうに並んでいた
『茜ちゃん毎朝ありがとうね。いただきます。』
美味しい。いい奥さんになるよ、茜ちゃん。
『美味しい、茜ちゃん』
「当たり前でしょ。あたしに任せればこんなこと朝飯前よ」
茜ちゃんのこういう姉御肌なところが好きだったりする(笑)
「準備できたら、下に降りてきて。車回しとくから。」
『うん。急ぐね。』
下に降りて、車に乗り込むと
「あっそうだった。今日の撮影松田くんと一緒よ。」
『えっそーなの⁉わーい、凌くんに会えるー』
凌くんは事務所の先輩
すっごいカッコよくて、面白くて優しい先輩だ
「ほんと、松田くんのこと好きね」
『えへへへー』
「あんまり仲良くしすぎるのもダメよ。松田くんもあなたも期待の新人なんだから」
『......はーい』
凌くんはお兄ちゃんみたいで好きなんだけど
確かに駆け出しの私たちにとってスキャンダルだけは絶対にダメだ
自分だけならいいけど、凌くんに迷惑はかけれない
気をつけよ。
「ほら、着いたわよ」
考え事してたら、いつのまにか着いていたみたいだ
よしっ‼今日も頑張ろう
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ヲタギュ(プロフ) - きなこさん» コメントありがとうございます!みなさんにコメントしてもらえると、頑張れます!完結まで長くなると思いますが、お付き合いお願いします! (2015年2月16日 15時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 初めまして!!薄ミュと凌くんの夢小説、数少ないので、かなり楽しませて頂いてます!とっても面白いです!執筆大変だとは思いますが、更新楽しみにしてます!!頑張ってください!!! (2015年2月15日 19時) (レス) id: a7f56016b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます!凌くんの夢小説って少ないですよね。面白いって言ってもらえるだけで、本当に頑張れます!ありがとうございます! (2015年2月11日 0時) (レス) id: 7e3722fa33 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 初めまして!あまりない凌くんの夢小説の中でこの作品はとても面白くて、毎回毎回更新を楽しみしております。無理をせずこれからも更新頑張ってください!! (2015年2月10日 0時) (レス) id: 256bec660e (このIDを非表示/違反報告)
ヲタギュ(プロフ) - くまさんさん» コメントありがとうございます!幼馴染っていいですよね!参考にさせていただきます。 (2015年2月8日 7時) (レス) id: f45a41061d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲタギュ | 作成日時:2015年1月5日 21時